世界各国の国名の漢字表記を、角字でデザインしてみました。
使用されている漢字のコードも()内に併記してあります。
国名コードや、首都なども記載されています。

アジア諸国——————————–

インド(IND)印度、インドネシア(IDN)印度尼西亜、カンボジア(KHM)柬埔寨、シンガポール(SGP)新嘉坡、スリランカ(LKA)錫蘭、タイ(THA)泰国、ネパール(NPL)尼波羅、パキスタン(PAK)巴基斯坦、バングラデシュ(BGD)孟加拉国、フィリピン(PHL)比律賓、ブータン(BTN)不丹、ブルネイ・ダルサラーム(BRN)文莱、ベトナム(VNM)越南、マカオ(MAC)澳門、マレーシア(MYS)馬来西亜、ミャンマー(MMR)緬甸、モルディブ(MDV)馬爾代夫、モンゴル(MNG)蒙古、ラオス(LAO)羅宇、韓国(KOR)、北朝鮮(PRK)、台湾(TWN)、中国(CHN)、東ティモール(TLS)東的木児、日本(JPN)

ヨーロッパ諸国————————

アイスランド(ISL)氷洲、アイルランド(IRL)愛蘭土、アゼルバイジャン(AZE)阿塞拜疆、アルバニア(ALB)阿爾巴尼亜、アルメニア(ARM)亜美尼亜、アンドラ(AND)安道爾、イタリア(ITA)伊太利亜、ウクライナ(UKR)烏克蘭、ウズベキスタン(UZB)月即別、エストニア(EST)愛沙尼亜、オーストリア(AUT)墺地利、オランダ(NLD)和蘭陀、カザフスタン(KAZ)香佐富斯坦、キプロス(CYP)塞浦路斯、ギリシャ(GRC)希臘、キルギス(KGZ)黠戞斯、クロアチア(HRV)克羅地亜、コソボ(KSV)科索伏、サンマリノ(SMR)聖馬力諾、ジョージア(GEO)草支亜、スイス(CHE)瑞西、スウェーデン(SWE)瑞典、スペイン(ESP)西班牙、スロバキア(SVK)斯洛伐克、スロベニア(SVN)斯洛文尼亜、セルビア(SRB)塞爾維亜、タジキスタン(TJK)塔吉克斯坦、チェコ(CZE)捷克、デンマーク(DNK)丁抹、ドイツ(DEU)独逸、トルクメニスタン(TKM)土耳古斯坦、ノルウェー(NOR)諾威、バチカン(VAT)和地関、ハンガリー(HUN)洪牙利、フィンランド(FIN)芬蘭土、フランス(FRA)仏蘭西、ブルガリア(BGR)勃牙利、ベラルーシ(BLR)白露西亜、ベルギー(BEL)白耳義、ポーランド(POL)波蘭、ボスニア・ヘルツェゴビナ(BIH)波斯尼亜・黒塞哥維那、ポルトガル(PRT)葡萄牙、マルタ(MLT)馬耳他、モナコ(MCO)摩納哥、モルドバ(MDA)摩爾多瓦、モンテネグロ(MNE)黒山国、ラトビア(LVA)良都美野、リトアニア(LTU)立陶宛、リヒテンシュタイン(LIE)列支敦士登、ルーマニア(ROU)羅馬尼亜、ルクセンブルク(LUX)盧森堡、ロシア連邦(RUS)露西亜、英国(GBR)英吉利、北マケドニア(MKD)馬其頓

北米・中南米諸国———————

アルゼンチン(ARG)亜爾然丁、アンティグア・バーブーダ(ATG)安提瓜和巴布達、ウルグアイ(URY)宇柳具、エクアドル(ECU)厄瓜多、エルサルバドル(SLV)救世主国、ガイアナ(GUY)圭亜那、カナダ(CAN)加奈陀、キューバ(CUB)玖馬、グアテマラ(GTM)危地馬拉、グレナダ(GRD)格林納達、コスタリカ(CRI)哥斯達利加、コロンビア(COL)哥倫比亜、ジャマイカ(JAM)牙買加、スリナム(SUR)蘇里南、セントクリストファー・ネービス(KNA)聖基茨和尼維斯、セントビンセント・グレナディーン諸島(VCT)聖文森特和格林納丁斯、セントルシア(LCA)聖盧西亜、チリ(CHL)智利、ドミニカ共和国(DOM)土弥尼加共和国、ドミニカ国(DMA)土弥尼加、トリニダード・トバゴ(TTO)特立尼達和多巴哥、ニカラグア(NIC)尼加拉瓜、ハイチ(HTI)海地、パナマ(PAN)巴奈馬、バハマ(BHS)巴哈馬、パラグアイ(PRY)巴拉圭、バルバドス(BRB)巴巴多斯、ブラジル(BRA)伯剌西爾、ベネズエラ(VEN)委内瑞拉、ベリーズ(BLZ)伯利茲、ペルー(PER)秘露、ボリビア(BOL)暮利比亜、ホンジュラス(HND)洪都拉斯、メキシコ(MEX)墨西哥、米国(USA)亜米利加

大洋州諸国——————————-

オーストラリア(AUS)濠太剌利、キリバス(KIR)基里巴斯、クック諸島(COK)庫克群島、サモア(WSM)薩摩亜、ソロモン諸島(SLB)所羅門諸島、ツバル(TUV)津張、トンガ(TON)湯加、ナウル(NRU)瑙魯、ニウエ(NIU)丹上、ニュージーランド(NZL)新西蘭土、バヌアツ(VUT)瓦努阿図、パプアニューギニア(PNG)巴布亜新几内亜、パラオ(PLW)帛琉、フィジー(FJI)斐済、マーシャル諸島(MHL)馬紹爾諸島、ミクロネシア(FSM)密克羅尼西亜

中東諸国—————————–

アフガニスタン(AFG)阿富汗斯坦、アラブ首長国連邦(ARE)亜剌比亜首長国連邦、イエメン(YEM)也門、イスラエル(ISR)以色列、イラク(IRQ)伊拉久、イラン(IRN)伊蘭、オマーン(OMN)阿曼、カタール(QAT)華太瑠、クウェート(KWT)科威都、サウジアラビア(SAU)沙地亜剌比亜、シリア(SYR)叙利亜、トルコ(TUR)土耳古、バーレーン(BHR)巴林、パレスチナ(PSE)巴勒斯坦、ヨルダン(JOR)約旦、レバノン(LBN)黎巴嫩

アフリカ諸国————————-

アルジェリア(DZA)阿留世里屋、アンゴラ(AGO)諳喀剌、ウガンダ(UGA)宇岸陀、エジプト(EGY)埃及、エスワティニ(SWZ)斯威士蘭、エチオピア(ETH)哀提伯、エリトリア(ERI)厄立特里亜、ガーナ(GHA)加納、カーボベルデ(CPV)辺瑠出角、ガボン(GAB)加蓬、カメルーン(CMR)夏麦論、ガンビア(GMB)岡比亜、ギニア(GIN)幾内亜、ギニアビサウ(GNB)幾内亜美須、ケニア(KEN)肯尼亜、コートジボワール(CIV)象牙海岸、コモロ(COM)科摩羅、コンゴ共和国(COG)公果共和国、コンゴ民主共和国(COD)公果民主共和国、サントメ・プリンシペ(STP)聖登米不林刺部、ザンビア(ZMB)賛比亜、シエラレオネ(SLE)獅子山、ジブチ(DJI)吉武地、ジンバブエ(ZWE)津巴布韋、スーダン(SDN)蘇丹、セーシェル(SYC)塞舌爾、セネガル(SEN)塞内牙、ソマリア(SOM)蘇摩利亜、タンザニア(TZA)坦桑尼亜、チャド(TCD)在得、チュニジア(TUN)突尼斯、トーゴ(TGO)多哥、ナイジェリア(NGA)尼日利亜、ナミビア(NAM)納米比亜、ニジェール(NER)尼日爾、ブルキナファソ(BFA)布基納法索、ブルンジ(BDI)布隆迪、ベナン(BEN)貝甯、ボツワナ(BWA)博茨瓦納、マダガスカル(MDG)馬達加斯加、マラウイ(MWI)馬拉維、マリ(MLI)馬里、モーリシャス(MUS)毛利西亜、モーリタニア(MRT)毛里塔尼亜、モザンビーク(MOZ)莫三鼻給、モロッコ(MAR)摩洛哥、リビア(LBY)利比亜、リベリア(LBR)利比里亜、ルワンダ(RWA)路安達、レソト(LSO)莱索托、赤道ギニア(GNQ)赤道几内亜、中央アフリカ(CAF)中央阿弗利加、南アフリカ(ZAF)南阿弗利加、南スーダン(SSD)南蘇丹

古代中国では、諸外国の国名を漢字で表記していました。中国から漢字を学び、文化に取り入れた日本でも、これを踏襲し、明治時代までは、各国の国名を漢字で表していました。現在でも、アメリカを米国、オーストラリアを豪州というように漢字表記の頭一文字で国名を表現する事があります。

角字とは、江戸時代に誕生した遊び心満載の伝統的なグラフィックアートで、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)を表現しています。

直線を多用したそのデザインは、一見質素で、ともすれば地味になりそうだと思われますが、長年にわたり研鑽、洗練したおかげで、江戸時代の日本人が持っていた「粋」と呼ばれる美意識が結晶した、美しいアート書体として、今日まで伝えられてきました。

シンプルで有りながら奥深い角字は、現在でも商標、印鑑、家紋、看板などに数多く使用されています。

Kakuji Design for Country Names in Kanji.
Kanji code used for each country is written inside the bracket.

In ancient China, they used to write countries’ names in kanji. That’s why Japan, which
had learnt kanji and incorporated their culture from China, followed it and expressed each country’s name in kanji until the Meiji era. To this day, we sometimes express country’s name in its first word of their name in kanji such as米国 for the United States of America and豪州 for Australia.

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.