鬼蓮 オニバス 角字で花と植物の名前、漢字表記

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鬼蓮 オニバス 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

鬼蓮

オニバス

英語:Prickly water lily プリックリー ウォーター リリー

Unicode: [鬼_0x9B3C][蓮_0x84EE]

スイレン科に属する一年生の水草で、日本、韓国、中国、台湾、ミャンマー、バングラデシュ、インドなど東アジアから南アジアにかけて広く分布しています。

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「ハス」の名はついていますが、ハス科ではなく、スイレン科に属しています。この種単体で、オニバス属を構成します。

葉が大型で、葉や葉柄に大きなトゲが生えていることから、「オニ」の名が付けられました。

日本では本州、四国、九州などに生息し、平地にあるやや富栄養の湖沼や、流れの緩やかな河川、水路、堀や農業用ため池のような人工的な池にも生えます。

かつては、普通種で全国的に普通に生息していましたが、環境の悪化や埋め立て、河川改修などによって自生地の消滅が相次ぎ、絶滅が危惧されおり、日本全体としては絶滅危惧II類に指定されています。また各道府県でも絶滅危惧種に指定され、また既に絶滅した地域もあります。

従来は、宮城県が日本での北限でしたが絶滅してしまい、現在では新潟県新潟市北区が北限となっています。

現在では、全国で70カ所程度しか生息が確認されない希少な植物となったため、全国的に、環境の整備や、繁殖が試みられています。

日本の水生植物の中で一番大きな、約2mの葉をつける一年草です。

水底の地下茎から葉柄を伸ばし、夏ごろに巨大な葉を水面に広げ、葉の表面には不規則なシワが入っており、葉の両面や葉柄にはトゲが生えています。

花期は8月後半~9月末で、美しい紫色の花を水上につけるほか、開花しない閉鎖花を水中にも多く咲かせます。

種子は球状で、浮力でしばらくは川面に浮いて移動し、浮力を失うと水中に沈んでいきます。種子は発芽まで永い眠りにつくことがあり、数十年近く休眠した種が発芽して復活することもあります。

育て方は、日当たりの良い場所を好みます。一年草なので種を植えて育てることになりますが、園芸種として流通している植物ではないので入手は困難かと思われます。

水生植物なので、水が必要です。池があれば最良ですが、無ければ桶、タライ、バケツ、睡蓮鉢など水が溜められる容器を用意します。直径は30cm程度。大きいほどオニバスの葉も大きく育ちます。

用土は粘土質の土が良いです。田んぼの土があれば最良ですが、市販の荒木田土や水生植物用の培養土でも問題ありません。容器の底から20~30cm程度あると良いです。

水は水道水で大丈夫です。土の上から10~20cmあると良いでしょう。水が少なくなったら足して、なくならないようにします。

水が汚れて濁っていたら水を交換しましょう。水替えの際、水温差を嫌うので、替え用の水をバケツなどにくみ、一日放置したものを使いましょう。

1年草なので、1年で枯れてしまいます。枯れた株は種を採取した後取り除きます。古い土はかき混ぜて天日干しで乾かすと再利用できます。

施肥は、緩効性化成肥料や水生植物用の肥料を2~3週間に1回目安で与えます。

たまり水では、夏場にボウフラがわくことがあります。金魚やメダカ、モツゴなどの小魚を一緒に飼うと対策になります。

ベランダに睡蓮鉢を置き、睡蓮、他の水生植物、カヤ、菖蒲、サギソウなどの湿地の植物を一緒に植え、金魚やメダカ、エビなどを一緒に飼うことで、小さな生態系を作って楽しむ愛好家の方も沢山いて、睡蓮鉢ビオトープ等とも呼ばれています。

花言葉は「神秘的」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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