海老根 エビネ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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海老根 エビネ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

海老根

エビネ

英語:Calanthe discolor カランセ ディスカラー

Unicode: [海_0x6D77][老_0x8001][根_0x6839]

ラン科エビネ属の多年草で、地上性のランです。別名ジエビネ、ヤブエビネ。
日本、朝鮮半島南部、中国の江蘇省、貴州省に分布します。日本では北海道西南部から沖縄島までに分布しています。

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かつては各地の低山に、普通に見られた常緑のラン科の植物で、落葉広葉樹林の落ち葉が厚く積もった場所に生え、群生していました。

一時期栽培がブームになって乱獲が進んだことや、森林の伐採や土地造成などで個体数は激減し、環境省のレッドリストの準絶滅危惧(NT)に指定されています。現在では各地で群生が保護されています。

球茎(偽鱗茎(バルブ))は広卵状~球状で長さ、径ともに約2cm。古い球茎は時に10年以上も残り、地表近くに連なります。10個前後連なっていて、エビの背のように見えることから、エビネと呼ばれます。

花期は4~5月。株の中心から1~3本の花茎が立ちあがり、茶色で唇弁は白の花、まれに緑や赤、薄黄色と唇弁が桃色や薄黄色の花を、10~30輪ほど穂になって咲かせます。

葉は一株に2~3枚つき、薄く、形は長楕円形から倒卵状披針形で先は尖り、縦に5本の脈があり、基部は細い葉柄になります。

秋には翌年の新芽を生じ、冬までに少し生長してから越冬します。冬を越すと横伏しますが、数年間は枯れずに残ります。

育て方は、野生種は自然保護の観点から採取は控え、品種改良された栽培種を育てましょう。

一年を通じて風通しの良い半日陰で育てましょう。直射日光は葉焼けの原因となり、枯れてしまうことがあります。

日があまりに当たらないと花付きが悪くなるので、ときどき日光が差し込むような明るい日陰が理想的です。
木洩れ日が差すような常緑樹の下などが良いでしょう。

蒸れや暑さが苦手なので、真夏は風通しのよい涼しい環境に置きましょう。

用土は、水はけを良くするため、腐葉土をよく混ぜ、根を崩さないようにしてそのまま浅植えにします。
鉢植えは、市販のエビネ用培土や東洋蘭培土を使うか、日向土4:赤玉土4:腐葉土2を混ぜた土にバークチップやヤシ殻を入れたものを使いましょう。

乾燥に弱く、水をたくさん必要とする植物です。水やりは、地植えは、生育期間中に雨が1週間以上なく、暑く乾燥していればたっぷりと与えます。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと与えましょう。いつも土が湿っていると根腐れを起こしますので水量を調節してください。冬場は休眠機関なので、控えめにしてください。

施肥は、夏場は生育がにぶるので与える必要はありません。それ以外の季節は、1~2回緩効性化成肥料を株元にばらまくか、5~6月と9~10月の間、追加で液体肥料を7~10日に1回程度与えます。

花言葉は「誠実」「謙虚」「謙虚な恋」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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