東一花 東一華 アズマイチゲ 角字で花と植物の名前、漢字表記
東一花 東一華
アズマイチゲ
英語:Anemone raddeana アネモネ ラディアナ
Unicode:
[東_0x6771][一_0x4E00][花_0x82B1]
[東_0x6771][一_0x4E00][華_0x83EF]
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、北海道、本州、四国の落葉樹林のふちや草原、山麓の土手など日当たりの良い場所に生育します。海外ではサハリン、朝鮮半島、ウスリー地方などに分布します。
関東地方ではよく見られる花で、特にカタクリの保護地域などでは群生になって咲いています。
草丈は15~20cm程。葉は柄を持って3枚が輪生し、3出複葉。小葉は先に鋸歯があり、長さ2~3cmで、やわらかく垂れ下がります。
根茎は横に這い、ところどころに紡錘体のふくらみがあります。
開花時期は3月~5月で、花茎の高さは15-20cmになり、花は径3~4cm、花茎の頂点に1個咲かせます。萼片は花弁状で8~13個、線状長楕円形、花色は白で、基部と裏面はすこし紫色もしくは紅紫色を帯びます。
落葉広葉樹の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごします。
育て方は、春先に日が当たり、夏場は半日陰になるような落葉樹の下などが最適です。
落葉性の庭木がなければ、春は日なたに置き、夏場は日よけの布などをかぶせ涼しい場所に置きましょう、
用土は、涼しい地方で腐葉土7、赤玉土3、暑い地方では反対にします。用土を鉢に山形に盛り、その上に植える高植え型が良いでしょう。
用土は、水はけの良い土を好みます。地植えの場合は、腐葉土、赤玉土、火山レキなどを漉き込んで植えつけましょう。鉢植えでは鹿沼土に赤玉土と腐葉土を混ぜたものなどが良いでしょう。
移植を嫌います。地植えなら何年もそのままで問題ありません。鉢植えは植え替え時に、土を崩さないようにしてください。
水やりは、春先から花後まではたっぷりと与えます。地上部が枯れて休眠したら、土が乾ききらない程度の水やりをしましょう。合わせて10日に1回ほど液肥を与えます。
施肥は、植え付け時に元肥として緩効性化成肥料を入れておきます。春に油かすなどの有機肥料を与えます。一緒に草木灰を少し施すと良いでしょう。
花言葉は「静かな瞳」「温和」「耐え忍ぶ恋」「幸福を招く」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.