翻車魚 マンボウ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
翻車魚
マンボウ
英語:Sunfish サンフィッシュ
Unicode: [翻_0x7FFB][車_0x8ECA][魚_0x9B5A]
フグ目マンボウ科マンボウ属の大型海水魚で、全世界の熱帯・温帯の海に広く分布します。
表層にのみ生活していると思われていましたが、表層からから水深800m程度までの間を往復して生活していることが分かってきました。
時折海面に体を横たえていることがあり、丸い体が太陽のようであることからSunfishという英名が付きました。
この行動は、
・魚やカモメなどの海鳥に寄生虫を取ってもらうため
・冷えた体を暖めるため
・日光浴による殺菌
などが目的ではないかと考えられていますが、良くは分かっていません。
別名、ウオノタユウ、ウキ、ウキギ、ウキキ、バンガ、マンザイラク、マンボウザメなどとも呼ばれます。
フグの仲間としては最大級の魚で、最大で全長333センチメートル、体重2.3トンの個体が記録されています。
体は側面から見ると円盤型で、正面から見ると紡錘形をしています。
背ビレと尻ビレは長く発達し、尾ビレと腹ビレはありません。
フグ目の特徴である、丸い目、小さな口、鳥の嘴のような板状の歯などを持ちます。
食性は、クラゲや動物プランクトンですが、胃の内容物からは深海性のイカやエビ、イワシ、カニ、ホタテなどが見つかることもあります。
産卵は、3億の卵を産むという情報がありますが、正確には証明されておらず、特定されていません。
稚魚は全身にとげがあり、成魚とは似つかない金平糖のような姿をしています。
詳しい生態は、あまり分かっておらず、数も減少しているため、謎の多い魚とされています。
大きな体で、愛嬌のある姿が水中をただよう様子は、ダイバーなどに人気があります。
泳ぎが下手なため、水槽の壁に体をぶつけて弱ってしまうことや、寄生虫が多いことなどで飼育が困難ですが、海遊館、鴨川シーワールド、名古屋港水族館などで飼育展示が行われています。
商業的に食用利用されることは少ないですが、アジアでは、日本の一部と台湾などで食用とされています。
日本では主に定置網に掛かることが多く、専門的に狙う漁師は少ないです。
肉は白身で非常に柔らかく、味はあっさりとしており、食感は鶏肉のささみに似ているそうです。
前述の通り、寄生虫を多く持つため、生食には向きません。
主な料理法は、酢みそ和え、肝和え、腸の焼きもの、腸の炒め物、身の天ぷら、皮の刺身、身と肝のみそ炒めなどです。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.