角字で新年のごあいさつ 寅 とら 十干(じっかん) 十二支(じゅうにし) 干支(えと)、漢字表記
新年明けまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
2022年の干支(えと)は壬寅(みずのえとら)となります。
今年の干支「寅」(漢字表記)を角字で表現してみました。
それぞれ、6×6、7×7、8×8のサイズになっています。
寅(とら)
寅(とら)は十二支(じゅうにし)のひとつで、第3番目に数えられ、前は丑、次は卯です。
『漢書』律暦志によると寅:とら(螾:いん)は「動く」の意味で、春が来て草木が生ずる、地中の生物が陽気とともに地上に出るさまを表すとされています。また、まっすぐにする、伸ばすという意味もあるようです。
寅の方角は東から30度の方角(東北東)、寅の刻は午前4時を中心とする前後2時間です。
五行では「木気」、陰陽では「陽」に分類されています。
寅年生まれの歴史上の人物は、上杉謙信、徳川家康、大久保利通、吉田松陰などです。
壬寅(みずのえとら)
壬寅(みずのえとら)は十干(じっかんの「壬(みずのえ):新たな生命を宿す、になう」の下に「動き」である十二支(じゅうにし)の「寅(とら):春が来て草木が生ずる、地中の生物が陽気とともに地上に出る」があるため、成長の春に備え、草木の芽が地中で力を蓄えている状態、行き詰まったものから、全く新しい物事が生まれようとしている状態を表します。
徳川家康公が壬寅(みずのえとら)生まれであることから、本年に家康公ゆかりの地に足を運ぶと、運気が上昇すると言われています。
日光東照宮、上野東照宮、久能山東照宮などにお参りすると良いことがあるかもしれません。
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を合わせて干支(えと)となります。
王充(おういつ)という人物が十二支の特徴に合う動物の名前を当てはめたものが、十二生肖(じゅうにせいしょう)または十二属相(じゅうにぞくしょう)と呼ばれるもので、現在の干支にあたる、鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊(山羊)・猿・鶏・犬・猪(豚)の十二の動物です。
虎は「力」「権威」の象徴で勇猛果敢な動物。その勇ましさから、中国では百獣の王といえば虎であり、獰猛な野獣として、古くから武勇や王者を表す動物として畏怖され、軍事的シンボルや建国・出生譚、故事成語などに結びついてきました。また、決断力の高さや才覚のある様子も表されています。
古代の中国や朝鮮など東アジアでは、虎を崇拝した氏族があり、その名残りから魔除けや山の神として崇敬の対象になりました。
そのため、虎は龍と同格の霊獣とされ、「動き」を表す寅に、動物の虎が割り当てられたと考えられます。