立葵 タチアオイ 角字で花と植物の名前、漢字表記
立葵
タチアオイ
英語:Hollyhock ホーリーホック
Unicode: [立_0x7ACB][葵_0x8475]
アオイ科の多年草で、古くから薬草として利用されてきました。学名:Althaeaは治療(althaino)が由来とされています。
トルコ原産種と東ヨーロッパ原産種との雑種で、日本には、古くから薬用として渡来したといわれています。
花がきれいなので、園芸用に様々な品種改良がされ広く流通しています。
草丈は1~3mで茎は直立し、6~8月に垂直に伸びた花茎の下から上に花が咲きます。すっと空に向かって真っすぐに伸びて咲くタチアオイの姿は高貴さを感じさせ、ガーデニングでも人気があります。
梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けと共に花期が終わることになぞらえて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名もあります。
花色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩で、一重や八重咲きの品種もあります。本来は宿根性の多年草ですが、品種によっては一年草でもあります。
育てる場合は、日当たりが良く風通しの良い場所で管理します。
種からでも苗からでも育てられます。種まき時期は春か秋です。苗は4~5月の暖かい日を選んで行います。
比較的乾燥に強く、根付いてからは特に水やりの必要はありません。夏期、晴天や乾燥が続くような時はたっぷりと水やりを行います。
植え付けるときに、緩効性の化成肥料か液肥を与えます。肥料を多く与えてしまうと逆にひ弱になります。
追肥は成長の様子を見ながら行います。問題なく育っているの場合は不要です。
大きくなる品種は2mくらいまで生長しますので、鉢植えよりも地植えの方が向いています。
花言葉は「豊かな実り」「大望」平安」「単純な愛」「熱烈な恋」「威厳」「高貴」「大きな志」「野心」「率直」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.