千寿菊 センジュギク マリーゴールド 角字で花と植物の名前、漢字表記
千寿菊
センジュギク
英語:marigold マリーゴールド
Unicode: [千_0x5343][寿_0x5BFF][菊_0x83CA]
キク科コウオウソウ属の一年草です。観賞用に良く栽培される草花で、切り花にも利用されます。
別名は、クジャクソウ(孔雀草)、マンジュギク(万寿菊)で、英名のマリーゴールドの方がよく知られています。
メキシコを中心とした中央アメリカ、アフリカが原産国で、主に流通しているのは、草丈の低いフレンチ・マリーゴールドと、高性のアフリカン・マリーゴールド、そしてその交配種です。
「フレンチ」「アフリカン」の冠が付いていますが、どちらもメキシコ原産です。
英名「マリーゴールド」は聖母マリアの祭日に咲いていたため、「聖母マリア様の黄金の花」という意味で名付けられました。
メキシコでは、死者の日の祝祭を彩る花として大量に栽培されています。
花は5月から霜が降るまで咲き、現在では直径10cmを超える大輪のものが多く、一重咲き、八重咲き、菊咲き、クラウン咲き、カーネーション咲きなど様々な咲き方があります。花色は鮮やかな黄色、オレンジ、赤、白などです。
日本へは江戸時代に渡来し、今では夏の花壇に欠かせない定番植物となっています。
分泌される物質によって、作物の生育に害を及ぼす線虫を駆除する効果があり、線虫駆除専用種が畑で栽培されたりしています。
栽培する場合は、日当たりが良く、水はけのよい場所で管理します。土質はあまり選びません。
苗と種蒔きどちらでも構いません。苗は4月中旬~6月に植え付けます。種は4月~5月に直蒔きして見えるか見えない程度に覆土します。発芽してきたら間引き、株間が30cmくらいになるようにすればよく育ちます。
水やりは、庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。鉢植えの場合は、用土が乾き始めたらたっぷりと与えます。
庭植えの場合は、元肥として腐葉土や堆肥を用度に混ぜ込んでおけば、追肥は不要です。鉢植えの場合は、生育期に液体肥料を月に2~3回程度与えます。
花言葉は「健康」「嫉妬」「悲哀」「勇者」「悪を挫く」「友情」「予言」「変わらぬ愛」「別れの悲しみ」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.