秋明菊 シュウメイギク 角字で花と植物の名前、漢字表記
秋明菊
シュウメイギク
英語:Japanese anemone ジャパニーズ アネモニ ジャパニーズ アネモネ
Unicode: [秋_0x79CB][明_0x660E][菊_0x83CA]
キンポウゲ科、草丈60㎝~1m程度の多年草で、中国から古い時代に入ってきた帰化植物です。名前にキクが付きますが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間です。英語ではJapanese anemoneジャパニーズアネモネと名付けられています。
有毒植物で、乳液に触れるとかぶれを引き起こします。食べたり、食べ物に添えたりはしないでください。
開花期は秋で、9月~11月、夏が終わり初秋の風が吹き始めた頃から咲き始めます。高く伸びた花茎の上に大柄な花をつけます。花は多数の赤紫色の花弁状の萼片が目立ち、中央には黄色の雄蕊が多数あります。白やピンクの花色の品種もあります。
花が美しく可憐で、和の庭にも洋の庭にもよく合うため、古来から品種改良されて栽培されています。
「秋明菊」「秋牡丹」「しめ菊」「紫衣菊」「加賀菊」「越前菊」「貴船菊」「唐菊」「高麗菊」「秋芍薬」などの多様な別名で呼ばれています。
乾燥に弱く、明るい半日陰を好みます。育てる場合は、落葉樹の下や、西日を避けられるような場所が向いています。
地植えの場合は、保水性が良く、肥沃な土壌を好むので、植え付け時にたっぷりと腐葉土を漉き込みます。鉢植えは市販の園芸用培養土で問題なく育ちます。
乾燥が苦手なので水やりは十分に行ってください。土の表面が乾いたら、早めに水やりをしましょう。
花が終わったらお礼肥として緩効性肥料を与えます。窒素分が多いと葉ばかり茂って花付きが悪くなりますので、注意してください。
花言葉は「薄れゆく愛」「淡い思い」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.