南十字座 みなみじゅうじ座 角字で星座の名前、漢字表記

みなみじゅうじ座
Crux(クルクス)
南十字座 みなみじゅうじざ
Unicode: [南_0x5357][十_0x5341][字_0x5B57][座_0x5EA7]
Cru
季節(日本): 南天
十字架をモチーフとした星座。現代の88星座のひとつ。
南天を代表する美しい星座で、ふたつの1等星と、ひとつの2等星、ひとつの3等星が十字の形に並んでいますが、日本本土では、ほとんど観測できません(沖縄県の石垣島周辺で観測可能)。
16世紀末に考案された新しい星座で、現代の88星座の中で最も小さい星座です。
南の空では、小さいながらも目に付く星座で、東西北の3方向をケンタウルス座に、南方向ははえ座に囲まれています。
α星は1等星のA星とB星の連星で、全天21の1等星の1つとされ、A星はそれ自体が連星で、主星のAa星には「アクルックス」という固有名が付けられています。
β星は全天21個の1等星の1つとされ、脈動変光星の一種。「ミモザ」という固有名が付けられています。
γ星は赤色巨星で2等星。十字を形作る星では唯一赤い色をしており「ガクルックス」という固有名が付けられています。
δ星は3等星で、十字を形作る4つの星の中で最も暗く、β型変光星に分類され、「イマイ」という固有名が付けられています。
ε星は4等星で、「ギナン」という固有名が付けられています。十字形を形作る星ではありませんが、オーストラリアやパプアニューギニア、サモア、ブラジルの国旗に他の4星とともに描かれています。
みなみじゅうじ座は「南十字星」や「サザン・クロス」などとも呼ばれていおり、シュメール時代から知られていた古い星座です。
古くから船乗りたちの大切な目印となっていて、十字架に似たこの星座に、神の加護を祈ったとも伝えられています。
南十字以外にも「宝石箱」と呼ばれる散開星団が観測できるほか、すぐ隣には、コールサック(石炭袋)と呼ばれる暗黒星雲があり、この辺りの天の川は、暗くて穴が開いているようにも見えます。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.