金柑 きんかん 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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金柑 きんかん 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

金柑

きんかん

英語: Kumquats キンカン

Unicode: [金_0x91D1][柑_0x67D1]

ミカン科ミカン属の常緑低木、またはキンカン属の常緑低木の総称、またはその果実のこと。

別名キンキツ(金橘)。
名の由来は、黄金色の蜜柑(ミカン)の意味から、金橘、金柑の中国名が生まれて、日本ではそれを音読みしてキンカンとなりました。

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俳句では秋の季語。

中国の長江中流域原産。日本へは中国から伝わり、果実は小粒で甘酸っぱく、ほろ苦い後味が残り、食用や観賞用に栽培されています。

直立性広葉常緑低木で高さ1~2mに成長し、樹皮は緑色。枝は濃緑色で稜があり無毛。葉腋に稀に短い棘があります。

葉は互生し、葉身は長さ4~10cm、幅1.5~3cmの卵状長楕円形から長楕円状披針形で、葉柄は03~1.2cmで、上部に極小な翼があり、先端は細く尖り、わずかに凹みます。基部は広い楔形で、縁には不規則で浅い波形きょ歯があります。革質で厚く、表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色。両面とも無毛で、明るい油点が密にあります。

花期は6~7月。葉腋に直径約2cmの香りのよい白い花を1~3個咲かせます。花弁と萼片は5個。

果実は直径2~3cmの球形で、11~12月に黄色に熟し、甘酸っぱく、果皮にも甘みがあるので皮も含めて生食できるのが特徴です。

食べ方

果実は果皮ごとあるいは果皮だけ生食します。皮の白い綿状の部分に苦味と甘味があり、果肉は酸味が強いです。

果皮のついたまま甘く煮て、砂糖漬け、蜂蜜漬け、甘露煮、マーマレードに加工されます。砂糖漬け、ドライフルーツにすることも。

民間療法では、風邪や咳止めにキンカンの砂糖漬けを2~3個カップに入れて熱湯を注いで飲む方法や、生の果汁をおろしショウガ、ハチミツと一緒にカップに入れて熱湯を注いで混ぜて飲むなどの方法が知られていて、疲労回復にも効果があるとされています。

育て方

庭に金柑を植えておくと、実を食べるために、メジロやヒヨドリがやってきます。バードウォッチングが好きな方は植えてみると良いでしょう。

剪定は、3月から5月にかけて行います。普通の柑橘類と違い、春から伸長した枝に着花する性質があります。また、前年枝にも着花します。

着果数が多いので、摘果をします。小果や多すぎるものを間引きます。

植えつけたら、マルチング材で地表部を覆い、たっぷりと水をあげます。

日当たり・置き場所

日光を好むので、植えつけ場所や、鉢の置き場とも日当たり良好な場所にします。

用土

土はあまり選びませんが、水はけ、水もちの良いことが大切です。植え付ける場所に腐葉土や堆肥を混ぜ込んで、よく耕し、水はけ、水持ちを良くしておきます。

鉢植えの場合は、果樹用培養土を使うか、赤玉土小粒7~8:腐葉土3~2の配合土を用います。

水やり

庭植えの場合は、土質にもよりますが、夏に日照りが続くようなとき以外は不要です。

鉢植えの場合は、表土が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。

施肥

庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、5月、10月に、有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

花言葉

「思い出」「感謝」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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