八手 ヤツデ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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八手 ヤツデ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

八手

ヤツデ

英語:Japanese Aralia ジャパニーズアレイリア

Unicode:[八_0x516B][手_0x624B]

ウコギ科ヤツデ属の常緑低木。関東地方南部以西の本州、四国、九州、沖縄に分布します。別名テングノハウチワ(天狗の羽団扇)。

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主に暖地の海岸近くの山林などに自生し、日陰に強く、日当たりの悪い森林のなかでもよく自生しているのが見られます。

葉が大型で20cm以上あり、大きく掌状に裂けた独特の形をしているのでよく目立ち、見分けやすいです。
和名ヤツデは、葉が掌状に深い切れ込みがあることに由来し、実際には8つに切れ込んで9枚に裂けているものが多いですが、「八手」の八は数が多いという意味があります。
大きな葉は、長い葉柄をつけて互生、あるいは輪生し、表面につやがあり、下面はやや白っぽくて若いときには茶褐色の軟毛があり、やや厚手です。
葉はサポニンを含み、去痰などの薬効があると言われ、生薬にもなっています。

晩秋に丸くまとまって咲く白い花は、昆虫に蜜を供給して受粉する虫媒花です。

林内の日当たりの悪いところによく自生していますが、丈夫なので庭木としてもよく植えられます。縁起の良い木とされ、魔除けの意味で庭に植えていたともいわれています。

葉には蛆虫を殺す殺虫作用があり、汲み取り式トイレに蛆を寄せ付けないために、トイレの横に植えられたりもしました。

育て方は、陰樹であるヤツデは、半日陰でジメジメと湿り気のある環境を好みます。 強い日光や乾燥を嫌うので、年間を通してあまり日の当たらない半日陰か明るい日陰で育てましょう。 日光に当てすぎてしまうと葉焼けをおこしたり、葉っぱの色艶が悪くなります。

用土は、湿り気のある、腐植質の多い肥沃でふかふかな土を好みます。黒土を主体にして赤玉土と腐葉土などを混ぜて使いましょう。

水やりは、日陰地での庭植えは雨水だけで十分ですが夏場に乾燥する場合は与えます。鉢植えは表土が乾いたら与え、水切れに注意します。

施肥は、基本的に肥料は不要です。葉の色が黄色を帯びて淡いときには、寒肥(1月下旬~3月)や追肥(6月)として油かすなどを少量施します。

花言葉は「分別」「親しみ」「健康」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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