熊 クマ 角字で哺乳類の名前、漢字表記
熊
クマ
英語:Bear ベアー
Unicode:[熊_0x718A]
哺乳綱食肉目クマ科の哺乳類の総称。
主に山岳地帯や森林に生息しますが、ホッキョクグマは氷原に生息します。
最大種はホッキョクグマで、体長200~250cm、体重300~800kg。大型のヒグマで体長100~280cm、最大体重780kg。最小種マレーグマで、体長100~150cm。体重27~65kg。
密に生えた毛皮と、短い尾・太くて短い四肢と大きな体を持ち、頭部は大型ですが、眼や耳介は小型で耳介は丸みを帯びます。
視覚や聴覚は特に優れていませんが、嗅覚は発達しており、イヌの7倍もの嗅覚を持ちます。
ヒトと同じようにかかとを地につけて、足裏を接地して移動します(蹠行性)。
知能が高く、記憶力もあり、一度餌場として記憶すると同じ場所に現れる傾向があります。
寒い地方や冬季に食料が少ない地域に生息する種は、秋期に豊富に栄養を摂って、冬季に冬ごもりを行います。冬眠中のクマは体温が下がり、呼吸数や心拍数が減るとともに、餌や水を口にしなくなるだけでなく、排泄や排尿も見られなくなります。
主に植物食傾向の強い雑食で、木に登ってドングリや果実を食べる他、コメ、トウモロコシ類、ムギ、スイカ、ニンジン、モモ、リンゴ、ナシなどの農作物を食べて被害を与えることもあります。
ホッキョクグマは肉食の傾向が強いです。
近年では、クマによる農作物被害、山林被害、畜産被害、人身被害などが深刻な問題となっています。
猛獣ですが、姿や仕草にユーモラスな特徴があるため、キャラクターやマスコットにされることが多いです。
ロシアでは、国を象徴する動物とされています。外国からもロシア帝国やソ連は、その強大さや脅威性から北国の猛獣クマに例えられることが多かったようです。
クマのぬいぐるみとして、テディベアが広く知られています。「テディ」とはセオドア・ルーズベルト(第26代アメリカ合衆国大統領)の愛称で、熊を狩りに出かけたルーズベルト大統領が、あてがわれたアメリカグマの仔熊を見逃したという話をもとに、「テディベア」というぬいぐるみが誕生しました。
クマのぬいぐるみが元となり、世界的に知られているキャラクター・クマのプーさんが生まれました。
日本でも、熊本県のくまモン、長野県のアルクマなど、クマをモチーフにしたマスコットキャラクター(ゆるキャラ)が人気を呼んでいます。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.