糸瓜 ヘチマ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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糸瓜 ヘチマ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

 

天糸瓜 ヘチマ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

糸瓜

ヘチマ

英語:Luffa cylindrica ラファソリンドリカ

Unicode:[糸_0x7CF8][瓜_0x74DC]

ウリ科のつる性一年草、または、その果実のこと。熱帯アジア原産またはインド原産といわれており、日本には室町時代に中国から渡来しました。別名、イトウリ、トウリ。

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各地で栽培されている他、日本では小学校の理科教材として栽培されます。

雌雄同株で、茎は長く伸びて、分岐した巻きひげで他のものに絡みつきながら生長します。葉は葉柄があって互生し、葉身は掌状に浅く裂け、表面はざらつきがあります。

花期は夏で、日没後、直径8cmほどの黄色い5裂した花を咲かせます。雌花と雄花に分かれており、雄花は房状につき、雌花は独立して咲きます。自家和合性のため同一株で受粉が可能です。

果実は円筒形で細長く、大きなキュウリのような形をしています。

繊維が未発達の若い果実は軟らかく食用になり、独特の風味があり、固い皮を剥いて加熱すると甘味のある液が出ます。汁物や煮物などに用いるほか、台湾では小籠包の具としても使用されます。

日本では主に南西諸島と南九州で食べられており、南九州では煮物や焼き物などにし、味噌汁の具になることが多く、沖縄では味噌味の蒸し煮であるナーベラーンブシーとして食べるほか、シチューやカレーなどの洋風料理にも用いられます。

なお、一部の株において、苦味成分であり嘔吐・下痢等の食中毒症状を起こすククルビタシンを多く産生するものが混じって流通することがあり、自家栽培したものなど食べたことによる食中毒(おう吐や下痢等)もあるため、苦味が強い場合は食べるのを控えてください。

成熟した果実は強い繊維性組織が発達するので、晩秋に茶色くなった果実を、水にさらして軟部組織を腐敗させて除き、繊維だけにして、タワシや靴の底敷きなどに用いられます。
ヘチマのタワシは使い心地がソフトで肌に優しいため、体を洗う目的でも使用できます。

秋に実が完熟した頃、地上30~60cmほどの所でつるを切り、根側の切り口をビン容器に差し込んで、口元を栓で塞いでしばらく置くと、根から吸い上げられた水がビン容器に溜まります。この液体のことを「へちま水」といい、カリウムイオンによる緩和な皮膚軟化作用と、わずかな量のサポニンによる浄化作用があり、化粧水として用いるほか、民間薬としては飲み薬や塗り薬として用いられます。

根まわりに水を十分与えておくと、数日で500~2000ccほどの「へちま水」が採集できます。

飲み薬としては咳止め、むくみ、利尿に効くとされ、塗るとあせも、ひび、あかぎれ、肌荒れ、にきび、日焼け後の手当てにも効果があるとされています。

育て方は、日当たりと、風通しの良い場所を好みます。生育適温は25~30℃です。

用土は、植え付け前に土を耕し、2週間前位に石灰を、その1週間後に堆肥と元肥を入れて混ぜ込み、土になじませます。
鉢植えの場合は、野菜用の培土で問題ありません。

連絡障害があるため、一年以内にヘチマやウリ系を植えていた土を再利用するのはやめましょう。

水やりは、意外にデリケートで、乾燥にも、過湿にも弱いため、適度な水分量を心がけましょう。土が乾いたら、たっぷり与えます。鉢植えの場合は、夏場の土の乾燥に気を付けましょう。生育が旺盛で、葉の面積が大きいため夏場には水が不足しがちですので、表土が乾いたらたっぷりと与えてください。

施肥は、つるが旺盛に伸びる植え付け2週間後から開始します。その後2週間おきに追肥しましょう。緩効性有機肥料や堆肥を与えます。鉢植えの場合は、緩効性の化成肥料や液肥でも良いです。

花言葉は「悠々自適」「剽軽(ひょうきん)な」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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