柊木 ヒイラギ 角字で花と植物の名前、漢字表記
柊木
ヒイラギ
英語:False holly ファルスホーリー
Unicode:[柊_0x67CA][木_0x6728]
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木で、和名は、葉の縁にあるトゲに触るとヒリヒリと痛むことから、「ヒリヒリと痛む」ことを表す「疼(ひいら)ぐ」から名付けられました。
関東地方以西、四国、九州、沖縄に分布し、中国、台湾にも生息しています。
葉は対生して濃いグリーンで光沢があり堅く、楕円形から卵状長楕円形をしており、葉の縁には鋭いトゲがあります。
雌雄異株で、花期は11~12月。白色の小花が密生します。花は同じモクセイ属のキンモクセイに似た芳香があります。
12~15mmの赤い実が成り、暗紫色に熟します。熟した実は鳥に食べられ、遠くに運ばれることで、種が散布されます。
耐寒性がある丈夫な樹木で、山野に自生する他、公園や庭園の植栽としても人気があります。
魔除けの力があるとされ、節分には鬼を遠ざけるために、鰯の頭と一緒に玄関などに飾られます。
クリスマスの飾り付けなどに使われる、ギザギザした葉に赤い実のついた枝はセイヨウヒイラギといって、モチノキ科の常緑高木で、ヒイラギとは別種の植物になります。
イングリッシュホーリーやクリスマスホーリーという名で流通しています。
セイヨウヒイラギは春に花が咲き、初冬に赤い実を実らせます。
育て方は、ヒイラギは日当たりと、水はけの良い場所を好みます。ジメジメしている場所は苦手です。また、耐寒性はありますが、寒風には弱いので、冬に強い風が当たるような場所は避けてください。
庭植えであれば、根付くまでは表土が乾いたら、たっぷりと与えます。根付いてからは降雨だけでよいです。
鉢植えの場合は、表土が乾いたら、鉢の下から出てくるくらいたっぷりと水やりを行います。
施肥は、2月と8月に、緩効性肥料を適量施します。
花言葉は「用心深さ」「先見の明」「保護」です。
セイヨウヒイラギの花言葉は「防衛」「防御」「家庭の幸せ」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.