白鼬 オコジョ 角字で哺乳類の名前、漢字表記
白鼬
オコジョ
英語:Ermine エルマイン アーミン エルミン
Unicode:[白_0x767D][鼬_0x9F2C]
ネコ目イタチ科イタチ属の哺乳類。
別名ヤマイタチ(山鼬)、エゾイタチ(蝦夷鼬)、クダギツネ(管狐)。
イギリスを含むヨーロッパ中北部、アジア中北部、北米、日本では、本州の東北地方や中部地方などに生息しています。また、移入されたオコジョがニュージーランドにも生息しています。
2015年、IUCN(国際自然保護連合)から絶滅危惧種の評価を受けています。
体長はオスで16~33cm、体重は150~320g程度。
イタチ科は一般に胴長短足ですが、オコジョの後ろ足は比較的長く、強力な跳躍力を有しています。そのため、動きはきわめて敏捷で、木登りや泳ぎなども得意です。
その小ささと素早さから、道を猛スピードで横切ったり、藪の間から顔を出したかと思うと別の場所に現れたりと、出会うのも観察するのも難しい動物です。
目から鼻にかけての吻が短く、イタチ科にしては丸顔をしていて耳も丸く、可愛らしい姿をしていますが、肉食で、気性が荒く、ノネズミなどを食べる他、自分の体よりも大きいノウサギやライチョウを捕食することもあります。
一年に2回換毛し、夏は背側が茶色で腹側が白く、冬は全身が白になりますが、尾の先は黒いです。
単独で生活し、岩や樹根の隙間に営巣したり、ネズミの巣穴を乗っ取って自分の物にすることもあります。
オコジョの毛皮は外套やストールの縁取り用に使われれ「アーミン」と呼ばれ、特に純白の冬毛が好まれました。ヨーロッパでは、アーミンは王族の象徴とされて珍重されていました。
群馬県・長野県・山梨県の一部では、オコジョは山の神「十二様」の使いであり、人に祟ったり憑いたりすると伝えられます。憑き物のオコジョの名はクダギツネ(管狐)と呼ばれます。地域によってはオサキやクダとも呼ばれます。オサキやクダを使役して、人を呪ったり、占ったりする呪術を使用する呪術師(拝み屋と呼ばれます)もいるそうです。
クダギツネ等のイタチを使役するのは外法と呼ばれるため、誤解されないようにネコを飼う呪術師もいるそうです(イタチ系の憑き物はネコを嫌うと言われています)。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.