兎 ウサギ 角字で哺乳類の名前、漢字表記
兎
ウサギ
英語:Rabbit ラビット(飼育されているウサギ) hare ヘア(野ウサギ)
Unicode:[兎_0x514E]
広義には兎形目、狭義にはウサギ科、さらに狭義にはウサギ亜科もしくはノウサギ科亜の総称。
ラビット(Rabbit)は飼育されているウサギを表します。野ウサギはヘア(hare)。バニー(bunny)はウサギの愛称で「仔ウサギ」や「うさちゃん」に近いです。
生息域が広く昼行性で、南極大陸や一部の離島を除く世界中の陸地に分布しています。
ペットや狩猟用として持ち込まれたものも多く、オーストラリア大陸やマダガスカル島には元々は生息していませんでした。オーストラリアでは、狩猟用に持ち込んだウサギが、環境に適応して爆発的に増えました。
日本では、縄文時代の貝塚からウサギの骨が出土することや、古事記の「因幡の白兎」などに登場することなどから、そのころには既にかなりの数が棲息していたものと考えられています。
ニホンノウサギは、日本の固有種として知られている他、絶滅危惧種であり国の特別天然記念物アマミノクロウサギは、世界でも奄美群島の一部のみに生息します。
草原や半砂漠地帯、雪原、森林、湿原などに生息し、アナウサギは地中に巣穴を掘って集団で生活します。ノウサギは穴での生活はしません。
食性は植物性で、草や木の葉、樹皮、果実などを食べます。一部の野生種は昆虫なども食べます。
ニンジンなどの根菜が好物であるイメージがありますが、自然界ではあまり食べません。
絵本のピーターラビットが根菜のような物をかじっている挿絵がありますが、あれはニンジンではなく、二十日大根です。
多産で繁殖力が高い動物で、アナウサギは周年繁殖動物で、年中繁殖することが可能であり、ノウサギは春先から秋まで、長期的なゆるい繁殖期を持っています。
ヘビ、キツネ、カラスをはじめ、小~中型の肉食獣、猛禽類などに捕食されるため、高い繁殖力を持ったと考えられます。
特徴的な長い耳に代表されるように秀でた聴力を持つ一方で、視力は劣り、食物の安全性を確認する場合も、視覚より嗅覚を用います。
野ウサギは昔から食料や毛皮、遊興などの目的で狩猟の対象とされています。特に欧米では、ウサギのハンティングは文化的なスポーツとして扱われています。
狩猟や養殖によって得られたウサギの肉は、貴重な食用として古くから利用されてきました。
愛らしい見かけと鳴き声を発しないことから、ペットとして人気がありますが、臆病でストレスに弱いため、飼育には細心の配慮が必要な動物です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.