黒慈姑 くろくわい 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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黒慈姑 くろくわい 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

黒慈姑

くろくわい

英語: Black Water chestnut ブラックウォーターチャスナット

Unicode: [黒_0x9ED2][慈_0x6148][姑_0x59D1]

カヤツリグサ科ハリイ属の単子葉植物、またはその塊茎(芋)で、日本では関東、北陸以西の本州から九州に分布し、海外では朝鮮南部に分布します。

湿地や、浅い池などに生育します。水田に生育することも多く、根も深く塊茎で繁殖するため、水田雑草の中でも、難防除雑草として扱われます。

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泥の中に地下茎を長く這わせ、あちこちからそれぞれ少数ずつの花茎を出し、それが真っすぐに上に伸びるので、全体としては一面に花茎が立ち並ぶ群落を作ります。

花茎は高さ40~80cm、緑色でつやがあり、断面は円形、先端までほとんど太さは変わらず、花茎の内部は中空になっていて、所々に隔壁があります。葉は根元の鞘として存在するだけで、葉身はなく。鞘は赤褐色に色づきます。

初夏から秋にかけてよく繁茂し、秋の終わりには匍匐枝の先端に小さな黒っぽい塊茎(芋)をつけます。この芋の形がクワイに似ているので、この名があります。

万葉集では「えぐ」の名で登場し、沢などに自生する山菜として、多くの古典では食用として収穫されていたようです。

食べ方

縁起ものとしてよく正月料理に利用されます。梨のようなシャリシャリとした食感で、甘みが強く、くわいが苦手な人でも食べやすい味わいです。

煮物、炒め物などに。また、粉にするともっちりと弾力があるので餅などにして食べられます。

育て方

水生植物で、発芽に酸素を要求せず、また塊茎から発芽するため、種芋を水中に埋めておくだけで、発芽して成長します。

植え付けは3月末から5月のはじめまでが適切です。

休耕田で良く見られ、田のような湛水で旺盛に繁茂します。理想は田んぼでの栽培ですが、家庭では、池や睡蓮鉢で栽培しましょう。他の水生植物と一緒に植えると楽しいです。

ボウフラ対策には、メダカや金魚などを一緒に育ててみましょう。魚の糞は、植物にとって肥料となります。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

田んぼの土が理想ですが、市販の睡蓮鉢用培養土などを使用しましょう。

栽培予定地に水を張り、土を良く攪拌しておきます。

種球を深さ5cmくらいになるように植え付けます。植えつけ後は3cmくらいの深さに水を張っておきます。

水やり

蒸発した分だけ、水を足します。水を絶やさないように注意しましょう。

茎葉が伸びてくるにしたがって6~9cmの深水にします。

施肥

植えつけ1週間前に基肥として緩効性化成肥料または有機肥料を容器の底に入れ、植えつけ2~3日前にもう一度攪拌します。

追肥は8月上旬と収穫前の9月下旬頃に施すのが適しています。化成肥料を適量与えてください。
水を足す際に、一緒に液肥を与えても良いです。

生き物を一緒に育てている場合は、影響を与えないように、ビオトープ用肥料などを使います。

花言葉

「縁起が良い」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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