麝香豌豆 ジャコウエンドウ スイートピー 角字で花と植物の名前、漢字表記

麝香豌豆
ジャコウエンドウ
英語:Sweet pea スイートピー
Unicode:[麝_0x9E9D][香_0x9999][豌_0x8C4C][豆_0x8C46]
マメ科レンリソウ属の半耐寒性つる性一年草でシチリア島が原産の草花です。日本では主に観賞用として栽培されます。
草丈は2m近くにまでなり、野菜のさやえんどうに似ています。
長い花柄の先に蝶形の花が1から4つ程度つきます。4月~5月に淡い色の蝶のようなひらひらした花びらを咲かせます。
甘い香りのする春の代表花で、切り花の流通で一番多いのが、春に咲くスイートピーなので、春の花と思われている方も多いと思いますが、品種によって、夏咲き、冬咲きなどのスイートピーもあります。
「スイート」は香りのよさを意味し、「ピー」は豆のこと、その名のとおり、甘い香りのかわいらしい花です。ピンクや水色、赤、紫、白など、花色の豊富さも人気の理由の1つです。
松田聖子さんの曲で有名な赤いスイートピー。
この曲がリリースされた1982年当時では、現在流通しているようなはっきりとした切り花としての赤い色のスイートピーは、販売はされていませんでした。曲がヒットして名前が認知されたことから品種開発が急速に進み、現在では赤いスイートピーが切り花として豊富に流通しています。(赤いスイートピー自体は昔から品種としてあったようです)
有毒植物であり、成分はアミノプロピオニトリルで、豆と莢に多く含まれます。多食すれば人間の場合、痙性麻痺を引き起こし、歩行などに影響が出ることがあります。
育て方は、日当たり、風通し、水はけが良い場所を好みます。巻きひげでからみつきながら生長するので、フェンス、トレリスまたはつるを誘因するネットが張れる場所に植え付けます。プランターで栽培する場合は支柱を立てます。
用土は、水はけと水もちのよい土を好みます。赤玉土7:腐葉土3くらいの用土を用いましょう。酸性土を嫌うため、地植えにする場合には、あらかじめ苦土石灰を撒いて中和させておきましょう。鉢植えの場合は、市販の園芸用培土でも問題ありません。連作を嫌うので、毎年同じ場所に植えるのは避けましょう。
水やりは、基本的には乾かし気味に育てます。地植えで、他の植物が水やりをしなくても育っているような場所なら、特に水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、表土が乾いたらたっぷりと与えましょう。開花する春先には生育が旺盛になり、よく乾くのでたっぷりと水やりをします。
施肥は、鉢植えのスイートピーの追肥は、開花中に行います。肥料は少なめでも育つ草花ですので、既定の量より少なめに追肥して様子を見ながら追肥します。
花言葉は「門出」「別離」「優しい思い出」「蝶のように飛翔する」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.