鰯 鰮 イワシ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
鰯 鰮
イワシ
英語:Sardine サーディン
Unicode:
[鰯_0x9C2F]
[鰮_0x9C2E]
魚類ニシン目ニシン亜目の海水魚の総称で、日本で「イワシ」といえば、主にニシン科のマイワシを指します。
他にもウルメイワシ、カタクチイワシなどの近縁種も指します。ただし、名前に「イワシ」とついた魚は数多く、マイワシとは種族が異なる魚も多いです。
沿岸性の回遊魚で、遊泳能力が高く、群れで海洋を遊弋します。全長は成魚で10~30cm程度です。
世界各地に生息し、大量に漁獲され、食用や飼料・肥料などに利用される重要な水産資源です。
また、たの大型の魚や海洋生物、鳥類などに幅広く捕食されるため、海の生態系にとって、極めて重要な魚です。
「イワシ(鰯)」の由来は、すぐに弱って腐りやすい魚であることから「よわし」、高貴の食べ物ではない卑しい魚という意味で「いやし」に由来するとの説など諸説あります。
漁獲量が比較的多く、日本では伝統的に大衆魚に位置付けられましたが、マイワシは1988年をピークに漁獲が減少し、値段が高騰しました。
主な料理法は、日本では刺身、寿司、塩焼き、フライ、天ぷら、酢の物、煮付けなどで、稚魚や幼魚は、しらす干し、釜あげしらすや、煮干しの材料になります。
欧米でも塩焼き、酢漬け、油漬け、アンチョビなどで食用にされます。
食用以外にも、魚油の採取、養殖魚や家畜の飼料、肥料など、その用途は多岐にわたります。
各地の文化風習でも、重要な役割を持たされています。
鬼は臭気を恐れるといわれ、節分に鰯の焼き魚を食べる「節分いわし」の風習があります。焼いたイワシの頭はヒイラギの枝とともに飾り物にして、門口に掲げておくことで、鬼を追い払うとされています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.