鰈 カレイ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
鰈
カレイ
英語:Righteye flounder ライトアイフロウンダー
Unicode: [鰈_0x9C08]
カレイ目カレイ科に分類される魚で、北極海、太平洋、インド洋、大西洋の沿岸の浅い海から水深1000mの深海までに生息する海水魚です。汽水に生息する種もいます。
世界で100種ほどが知られ、日本近海で獲れるものは、マガレイ、マコガレイ、ババガレイ(ナメタガレイ)、ホシガレイ、メイタガレイ、アカガレイ、イシガレイ、オヒョウなど数十種が含まれます。
漢字の「鰈」は「葉っぱのように平たい魚」という意味。現在はカレイ(鰈)とヒラメ(鮃)とで別々の漢字を用いて区別していますが、昔は区別していませんでした。
砂や泥の海底で暮らし、平たい体をしており、海底に寝そべるように潜みます。
目が体の右側の面に2つともある特徴的な形態をしており、日本では「左ヒラメの右カレイ」といってヒラメ類と区別しています。
稚魚は目が普通の魚と同様に左右に分かれて付いており、体も平たくありません。成長とともに変わり、目がだんだんと右側に移動していき、体が平たくなり、浮き袋がなくなり底生の成体となります。
ほぼ全ての種が食用になります。
主な料理法は、刺身、寿司、煮付け、焼き物、干物(特に一夜干し)、揚げ物などです。また、冬の特に産卵前の時期のメスは大きな卵巣をもっており、子持ちガレイと呼ばれ、甘辛く煮付けたものが日本の冬の味覚として好まれます。中華料理では、唐揚げ、蒸し魚、煮魚などとして食べられています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.