鮴 石伏魚 ゴリ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
鮴 石伏魚
ゴリ
英語:Bullhead ブルヘッド Japanese sculpin ジャパニーズスカルピン
Unicode:
[鮴_0x9BB4]
[石_0x77F3][伏_0x4F0F][魚_0x9B5A]
「鮴」は標準和名ではなく、ゴリの名で呼ばれる魚は地方によって異なります。淡水産のヨシノボリ・チチブ・カジカなどを指します。
石の下に住んでいるので、「石伏魚(いしぶしうお)」と呼ぶこともあります。
ヨシノボリ
ハゼ亜目ハゼ科ヨシノボリ属の魚の総称で、アジアの熱帯・温帯の淡水から汽水域に広く分布するハゼの1グループです。各地の河川や湖沼などに生息し、吸盤状の腹ビレで川底の石や護岸にはりつくことができ、種類によっては水流が速い渓流にも生息します。体の模様は種間でさまざまですが、頭部には赤褐色の線が入るものが多いです。
チチブ
スズキ目ハゼ科に分類されるハゼの一種で、東アジア温帯域の淡水・汽水域に住んでいます。頭部の頬には小さな白斑、胸鰭のつけ根に白っぽい帯模様があります。体色は褐色の地に白斑が散り、脇腹に黒い縦帯が入ります。興奮すると全身が黒くなったり明色になったりします。
カジカ
スズキ目カジカ科の淡水魚で、日本固有種です。北海道南部以南の日本各地に分布します。
体長20センチ前後。黒褐色で細長い紡錘形。ひれなどに棘がなく、見た目はハゼに似て、体色は淡褐色から暗褐色です。
日本各地で食用にされ、主な料理法は、汁物、味噌汁、鍋料理、佃煮、甘露煮など。代表的なものに石川県金沢市の郷土料理「ゴリ料理」があります。
石の間にへばりつく「ゴリ」を捕まえるために板や藁を川底に押しつけて、網に追い込む様子が、強引に物事を進めるように見えるため「ゴリ押し」という慣用句になったとされています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.