鮗 鰶 鯯 鱅 コノシロ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
鮗 鰶 鯯 鱅
コノシロ
英語:Dotted gizzard shad ドッティドギザードシャド
Unicode:
[鮗_0x9B97]
[鰶_0x9C36]
[鯯_0x9BEF]
[鱅_0x9C45]
ニシン目ニシン科の海水魚で、東アジアの内湾や河口の汽水域に群れで暮らしています。定着性が比較的強い魚で、大規模な回遊は行わず、一生を通して住み家を変えることはありません。
30センチ前後に成長し、細長くて左右に側扁(平たい)し、体色は背が銀色、腹が白く、体の上半分には小さな黒い斑点が点線状にたくさん並び、鰓蓋の後に大きな黒い斑点が一つあります。
背鰭の後ろ端が糸状に伸びます。口はまっすぐで上あごも曲がりません。
産卵期は初春で、夕方に直径1.5mmほどの浮遊卵を産卵します。
食性は雑食で、プランクトンや小型の甲殻類、珪藻などを食べています。
沿岸漁業の定置網、刺し網、地引き網などで漁獲される他、サビキ釣りでも釣れることがあります。
7~10cm位の若いものを「コハダ」と呼び、酢で締めたものが江戸前寿司では「光りもの」と称され、親しまれてきました。
主な料理法は、酢じめ、背ごし、洗い、煮つけ、塩焼き、ソテー、ごま油焼き、唐揚げ、天ぷら潮汁、みそ汁等です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.