鮏 鮭 サケ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
鮏 鮭
サケ
英語:Salmon サーモン
Unicode:
[鮏_0x9B8F]
[鮭_0x9BAD]
サケ目サケ科サケ属の魚を指す言葉で、広義にはサケ類一般を指すことが多いです。古代より重要な食用魚です。
最大で約70cm位になる大型魚で、海で生活している時期は体が銀白色に輝き、産卵が近づくと全体的に黒ずみ、やがて赤や緑色などのまだら模様が生じます。
生息域は北太平洋のベーリング海、オホーツク海、日本海と北極海の一部で、10月から12月頃産卵のため河川へ遡上します。
日本国内でサケが遡上する川として有名なのは石狩川や、豊平川などです。サケは孵化した川へ戻ってくる習性があるため、漁業資源確保のために北海道・東北地方を中心に人工的に採卵・放流されています。放流される種はほぼシロザケが占めているます。
自然産卵のみのサイクルが維持されている河川も北海道、北陸・近畿・山陰地方にいくつか存在します。
食性は、河川生活期は、口に入る大きさのカゲロウ、トビケラなどの水棲生物、海洋生活期の餌は、稚魚期には主にウミノミ類、カイアシ類、オキアミ類、成長するとホッケ類、イワシ類、他のサケ科魚類の稚魚などを食べます。
海鳥類のウトウやウミネコに捕食されるほか、遡上後はヒグマの主要な食料とされており、食物連鎖にとって重要な枠割りを持っています。
先史時代から漁獲の対象で、重要な海産物として重用されました。鮮魚で食べるほか、素干しになったり、塩引きなどに加工され、朝廷への献上物になったり、租税として納められたりしていたようです。
また、卵はイクラやすじことして食べます。
脂がのったクセのない身をもち、加熱すると独特の食感が得られ、それらの特徴を引き立たせる様々な料理法が編み出されてきました。
身は赤いですが、これは餌として摂取された甲殻類に含まれるアスタキサンチンによるもので、本来は白身魚に分類されます。
サケ類にはサナダムシや、アニサキスといった寄生虫がいることが多いため、生食すると感染のおそれが高いです。アニサキスは鮭の身を加熱するか、ルイベのように一旦冷凍(厚生労働省や公的機関が通達する手順で)することで死滅します。
生食されるものは、ノルウェー産などの完全養殖のタイセイヨウサケが使用されることが多いです。衛生管理の行き届いた無菌状態の生簀で完全養殖したタイセイヨウサケを、輸出時に冷凍し、解凍するため、生で食べる事ができます。
主な料理法は、塩引き、塩鮭、三平汁、ちゃんちゃん焼き、ムニエル、フライ、スモークサーモン、ルイベ、刺身などです。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.