鬼下野 オニシモツケ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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鬼下野 オニシモツケ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

鬼下野

オニシモツケ

英語:Filipendula camtschatica フィリペンデュラ カムチャティカ

Unicode: [鬼_0x9B3C][下_0x4E0B][野_0x91CE]

バラ科シモツケソウ属の多年草で、日本では、北海道、本州の中部以北に、東アジアでは、樺太、千島、カムチャツカに分布し、山地から深山の沢沿いや、やや湿った場所に群生します。

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近種のシモツケに似て、草丈も葉もより大型になるのでオニシモツケの名が付いたそうです。

草丈は1.5~2m程。茎は稜がありよく分枝します。

葉は茎に互生し、奇数羽状複葉で葉柄があり、頂小葉は15-25cm程、掌状に5裂し、葉柄に付く側小葉は小さく目立たないが、葉柄の付け根にある托葉は茎を耳状に抱き目立ちます。

花期は6~8月。花序には短毛が密生し、白色かときに淡赤紫色の小さな5弁花を散房状に大量に付け、見た目は、盛り上がった泡か綿あめのようにも見えます。

育て方は、山中の湿原や、川沿いに自生しているので、湿った場所を好みます。木陰のような半日陰で、強く乾燥しない場所で育てましょう。腐葉土やバーク堆肥で表土をマルチングして乾燥を防ぎます。

耐寒性は強く、屋外で越冬できます。冬は地上部が枯れてしまいますが、根は生きていて、春先にまた芽を出します。

用土は、特に選びませんが、水はけ、水もちが良く、肥沃な土を好みます。植え付ける場所に腐葉土や堆肥をたっぷりと漉き込んで、良く耕しておきます。鉢植えの場合は、市販の草花用培土に腐葉土を混ぜて使います。

水やりは、水を好むので、地植えの場合は根付くまでは土が乾燥しないように適宜与えてください。一度根付けば、日照りが続かない限りは頻繁な水遣りは必要ありません。
鉢植えの場合は頻繁な水やりが必要です。夏場は基本一日一回、土が乾いたらその都度与えます。冬場は与えるのを控えますが、根は生きていますので、完全に乾燥するのは避けてください。

施肥は、肥料を好みますので、春の芽出し時と、初夏頃に、株元に適量の緩効性肥料を置肥してください。置き肥をしない場合は10日~2週間に一度、液肥を1000~2000倍に薄めて与えます。夏場と冬場は肥料を控えます。

花言葉は「ほのかな恋」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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