香母酢 かぼす 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

スポンサーリンク
香母酢 かぼす 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

香母酢

かぼす

英語: Kabosu カボス

Unicode: [香_0x9999][母_0x6BCD][酢_0x9162]

ミカン科の常緑広葉樹またはその果実。柑橘類の一種で、大分県の特産。果実は酸味が強く、スダチよりもひとまわり大きいです。

カボスという名の由来は明らかではなく、古い文献には登場しません。

スポンサーリンク

ユズの近縁種で、枝には鋭い棘があります。果実は緑色のうちに収穫しますが、熟すと黄色くなります。果肉は黄白色で、多汁であり酸味が強く、果汁を搾って食用とします。

原産地はヒマラヤ地方とされていますが、大分県原産という説もあり、主産地である大分県臼杵市では、江戸時代に宗源という医者が京都から苗木を持ち帰ったのが栽培の始まりと伝えられています。

常緑小高木で、高さ3~5mに成長します。

葉は互生し、葉身は長さ4~8cm、幅3~6cmの楕円形。葉柄は1~2cm。葉先は鈍く尖りわずかに凹み、基部は円形。葉縁は低い波状のきょ歯があり、革質でやや厚く、表面は濃緑色、裏面は黄味を帯びた淡緑色で無数の小さい油点があり、両面とも無毛で、葉柄に幅1~2cmの広い逆三角形状の翼があります。

花期は5月。葉腋から総状花序をだし、白い5弁花を6~7個つけ、独特の芳香があります。

果実は直径6~7cmの球形で、爽やかな芳香があり、8月ごろから実が緑色のうちに収穫されますが、熟すと黄色になります。

食べ方

果汁は、酸味に富むとともに独特の香りがあり、刺身や焼き魚等の薬味として、または鍋料理のポン酢や、酢の物等の調理に用いられる他、大分県では、味噌汁、麺類、焼酎などにも少し果汁を垂らして風味を付けることもあります。

また、果汁や果肉を用いた調味料、ジュース、清涼飲料水、氷菓、スナック菓子、和菓子、洋菓子、酒類等の加工品も販売されています。

育て方

柑橘系ですが、寒さには強く、−7度までなら耐えられるので、基本的には越冬できます。地植えも鉢植えも可能です。寒冷地の場合は夜になると氷点下になることもあるので、寒冷紗で囲ったり、株元にワラを敷いたりして防寒対策を行います。

植え付け時期は、3月下旬~4月が適期です。

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みますが、多少日陰になる場所でもよく育ちます。強い寒風が苦手なので、風よけがある場所を選びましょう。

用土

水はけがよく肥沃な土壌を好みます。植え付ける前に、堆肥と腐葉土をたっぷりと混ぜておきましょう。

鉢植えの場合は、小粒赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた用土が適しています。市販のか果樹用培養土を使っても問題ありません。

水やり

地植えの場合、根づくまではたっぷりと、根づいた後は夏の暑さにより乾燥していない限りは、雨水だけで大丈夫です。
鉢植えの場合は、土が乾いていたら、たっぷりと水やりをします。特に幼木のうちは、水切れしないように注意しましょう。

施肥

寒肥として2月頃に有機質肥料を、6月と10月に即効性化成肥料を施します。肥料は根の先端から吸収されるため、幹の根元ではなく幹の周りに播きましょう。

鉢植えの場合は、用土の上に置き肥します。

花言葉

「健康」「健康美」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

スポンサーリンク