雛菊 ヒナギク 角字で花と植物の名前、漢字表記
雛菊
ヒナギク
英語:Daisy デイジー(デージー)
Unicode: [雛_0x96DB][菊_0x83CA]
キク科の多年草で、別名は「長命菊(チョウメイギク)」「延命菊(エンメイギク)」。デイジーと呼ばれ、園芸植物として栽培、流通しています。
原産地はヨーロッパおよび地中海沿岸で、明治時代初期に渡来し、北海道などの冷しい地域を中心に定着しています。
イタリア共和国の国花です(※慣習上)。
フランス共和国の国花です(※諸説あり)。
ラトビア共和国の国花です。
ラトビアでは国中で普通に見られる野草です。 6月に開花し、夏至祭のリースに使われます。純潔と無垢を象徴しており、デンマーク王女への賛辞として1940年代に国花に選ばれ、愛国心の象徴となりました。
オランダ王国の国花です。
オランダを象徴する花はチューリップが一般的ですが、チューリップの野生種がオランダ国内に存在しないため、ラジオ番組の企画で「投票で国花を決めよう!」が開催され、ヒナギク(雛菊 デイジー マデリーフチェ)が1位になりました。
多年草ですが、日本では夏が暑くて越せないことが多いため、通常は秋蒔きの一年草として扱かわれています。
草丈は10~20cm位で、葉は5cm位で、ロゼット(地面に張り付くような形状)、へら形で鋸歯があり、薄く毛が生えています。
花は、花径は2cm~10cm近くまで。丸くふんわりした半八重または八重咲きで、花色は赤・白・ピンクと絞りがあり、黄色い管状花とのコントラストが美しく可愛らしいため園芸種として人気があります。
菊によく似た小さくて可愛い花であることからヒナギク(雛菊)と呼ばれます。
西洋でのデイジーの名前は、「day’s eye」という言葉が語源とされています。日の眼という意味で、日光がさすと花を開き、夜や曇っている日には花を閉じる性質にちなんでいるといわれています。
育て方は、日当たりがよい場所を好みます。寒さには強いですが、霜には弱いので、霜が降りる時期は置き場所に注意してください。
暑さに弱いので、夏場は涼しい場所に置いてください。地植えの場合は、温暖地では夏を越せない場合が多いです。寒冷地であれば多年草として定着できることもあります。
水はけと水保ちがよい土に植えましょう。鉢植えの場合は、市販の草花用養土で問題ありません。
水をあげるタイミングは午前中。水切れに弱いので、土が渇いていたらたっぷりと水やりをします。
植え付け時と開花中に花用の肥料を施肥します。たくさんの花が咲くので、追肥は十分に行ってください。
花言葉は「平和」「希望」。白い花は「無邪気」、赤い花「無意識」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.