雛芥子 雛罌粟 ヒナゲシ 角字で花と植物の名前、漢字表記
雛芥子 雛罌粟
ヒナゲシ
英語:Corn poppy コーン ポピー
Unicode:
[雛_0x96DB][芥_0x82A5][子_0x5B50]
[雛_0x96DB][罌_0x7F4C][粟_0x7C9F]
ケシ科の一年草で、「虞美人草(グビジンソウ)」「コクリコ」「シャーレイポピー」とも呼ばれます。
ヨーロッパ原産で、フランス共和国やポーランド共和国などの国花です。他のケシ科の植物も含めて単にポピーということもあります。
ケシの一種ですが、アヘンは採取できないため、観賞用に栽培が許可されています。
草丈は50cm~1m位。葉は互生して羽状に深い切れ込みがあります。茎は直立し、全体に粗毛が密生します。
細い茎の先に、直径5~10cmの薄紙のような繊細でふわふわした色鮮やかな花を咲かせます。花色は赤・白・ピンクなどで4弁花です。
日本では5月に見頃を迎え、昭和記念公園や秩父高原などの群生は大変華やかで、観光資源となっています。
モンツキヒナゲシ(紋付雛芥子 紋付雛罌粟)は、コーカサス~小アジア原産の園芸品種で、ケシ科ケシ属の一年草です。 春に深紅色の花弁で基底部に黒斑を持つ一重の花を咲かせます。アルバニア共和国の国花です。
繊細でか弱そうに見えますが、丈夫であまり手がかかりません。
日当たりの良い乾燥した場所であれば、こぼれダネでも増えるほど繁殖力が旺盛です。
育て方は、日当たりと水はけ、風通しの良い場所で育ててあげましょう。
土も水はけが良ければ、あまりこだわりません。市販の草花用培養土で問題ありません。
乾燥気味を好むので、水のやりすぎには注意します。過湿にすると根腐れしやすくなります。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
地植えは、根付いてからの水やりは必要ありません。
肥料が多すぎると花付きが悪くなり、ひょろひょろと軟弱に育ちます。
元肥以外は少なめで良いです。
地植えする場合は、元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜます。
すでに草花が植わっているような土なら、特に肥料をやる必要はありません。
鉢植えは、花茎が伸びる春ごろに、様子を見ながら液体肥料を施します。
花言葉は「いたわり」「思いやり」「心の平静」「慰め」「休息」「恋の予感」「別れの悲しみ」。赤い花は「喜び」「慰め」「感謝」、白い花は「忘却」「眠り」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.