雁金草 帆掛草 カリガネソウ/ホカケソウ 角字で花と植物の名前、漢字表記
雁金草 帆掛草
カリガネソウ/ホカケソウ
英語: bluebeard ブルーベアード
Unicode:
[雁_0x96C1][金_0x91D1][草_0x8349]
[帆_0x5E06][掛_0x639B][草_0x8349]
カリガネソウは、シソ科に分類される多年草で、ホカケソウ(帆掛草)とも呼ばれます。カリガネソウの名は、花の形が雁に似ている草であることに由来します。
東アジア(日本、朝鮮半島、中国)に分布、日本では北海道、本州、四国、九州の山地や原野の林縁などに自生します。
日当たりが良いが乾燥しない場所を好みます。夏場に草丈80cm前後に生長します。葉は広卵形で縁にギザギザがある鋸葉です。開花期が近づくと独特の匂いを放ちます。
花期は8~9月で、青紫色の美しい花が咲きます。5枚の花弁は凹形で縁がひだ状になり、上に2枚、下左右へは各1枚ずつ大きく広がり、下側の花弁が舌状になり紋様が入ります。
可憐で風情のある花が多くの人に愛され、山野草として広く流通しています。見た目のたおやかさとは逆に、暑さ寒さに強く、丈夫で育てやすい宿根草で、株分けと、こぼれ種で増やせます。
基本的に日当たりのよいところで育てますが、半日陰でも十分に育ちます。庭や花壇の他、鉢やプランターに植えても育ちますが、よく根が張るので鉢植えは毎年植え替えてください。
花言葉は「誠実」「楽しい思い出」「清楚なひと」「実質」「実質を求める」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.