金木犀 キンモクセイ 角字で花と植物の名前、漢字表記
金木犀
キンモクセイ
英語:Fragrant olive フレグラントオリーブ
Unicode: [金_0x91D1][木_0x6728][犀_0x7280]
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、中国では「丹桂」と呼ばれ、「桂花」と呼ばれることもあり、緑茶にキンモクセイを混ぜて香りづけしたお茶「桂花茶」や白ワインに漬けた「桂花陳酒」というお酒もあります。
樹皮がサイ(犀)の足に似ているため「木犀」と名付けられました。
庭木や街路樹として育てられることが多く、開花時期は、9月中旬から10月下旬で、小さなオレンジ色の花を咲かせ、見頃の時期には辺りを強く甘い香りで満たします。
ジンチョウゲ、クチナシとともに、香りの強い花をつけることから、三大香木(さんだいこうぼく)と言われて親しまれています。
雌雄異株で、日本では花付きの良い雄株しかほとんど流通していません。雌株は冬に小さな実を付けますが、原産国の中国に行かないと見ることは困難です。
雌株は流通していないので、栽培する場合は、苗を買って植えるか、挿し木で増やします。
日陰でも育ちますが、寒風に弱いので風当たりの強い場所は避けます。樹高5~8mになるので植える場所は良く検討してください。
鉢植えで育てることも可能ですが、成長が早く小さな鉢だとすぐに植え替えが必要になってしまうので、苗木よりも一回りから二回り大きな鉢を選ぶようにしてください。
成木になってからの移植を嫌いますので注意してください。
花言葉は、「謙虚」「謙遜」「陶酔」「初恋」「気高い人」です。
「謙虚」「謙遜」は甘くすばらしい香りに反して、控えめな小さい花をつけることにちなんでいると言われています。
「気高い人」の花言葉は、雨が降ると、潔く花を散らせることに由来するようです。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.