追河 オイカワ 角字で魚の名前、漢字表記、魚編(さかなへん)の漢字
追河
オイカワ
英語:Pale bleak ペイルブリーク Pale chub ペイルチャブ
Unicode: [追_0x8FFD][河_0x6CB3]
コイ目コイ科の淡水魚で、カワムツやウグイなどと並ぶ身近な川魚です。釣りの対象としても人気があります。やまべ、はえとも呼ばれます。
利根川水系と信濃川水系以西の本州各地、西日本、四国の吉野川水系、九州に分布します。国外では朝鮮半島、中国東部、台湾に分布します。
全長約15センチで、体は細長くて平たい(側扁)です。背は暗緑色、腹は銀白色、体側に淡いピンクの横斑が数本入り、三角形の大きな尻びれを持ちます。
オスの方がメスより大きく、6~8月の産卵期のオスには、濃い赤と青の婚姻色や追星と呼ばれる凹凸模様が現れます
食性は雑食性で、藻類や水草、水生昆虫や水面に落ちた小昆虫、小型甲殻類、ミミズ、赤虫などを食べます。
川の中流域から下流域にかけて、また、用水路や湖沼などにも生息します。水流が速く(瀬)日当たりのよい場所を好みます。水の汚れに強く、河川改修され生活排水が流れこむ都市部の河川でも暮らしています。
水の汚れや河川改修にも順応するオイカワにとっては、生息しやすい環境が増えており、ウグイやカマツカなどの魚が減少する中、生息数は増加しています。
本来の生息域は関東以西でしたが、琵琶湖産稚アユの放流に混ざって、日本各地に広がりました。いわゆる国内外来種という扱いで、環境や生態系への影響は比較的少ないとされていますが、オイカワの増殖により徳之島在来種のヨシノボリ類の減少が報告されています。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.