迷迭香 ローズマリー 角字で花と植物の名前、漢字表記

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迷迭香 ローズマリー 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

迷迭香

ローズマリー

英語:Rosemary ローズマリー(マンネンロウ)

Unicode: [迷_0x8FF7][迭_0x8FED][香_0x9999]

シソ科の常緑低木で、生葉や乾燥葉、抽出した精油を香辛料、ハーブとして用いるため、また、花を観賞するために広く栽培されています(花も食可)。

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和名はマンネンロウで「迷迭香」の漢字表記は中国語表記と同一です。

原産地は地中海沿岸地方で、ヨーロッパでは、教会、死者、生者を悪魔から守る神秘的な力を持つといわれ、キリスト教以前のヨーロッパでは祝典や結婚式、葬儀に用いられたとされています。

成長すると2m弱になる常緑灌木で、暑く乾燥した気候を好みますが、耐寒性も高いです。
様々な品種があり、立性と匍匐性種に分かれます。
野生のローズマリーには純正種は少なく、ほとんどは変種です。

葉は縁で厚く細長く、こするとマツに似た香りがします。

冬から春にかけて青や桃色、紫がかった白い花が咲き、観賞用としても人気があります。

丈夫な植物で、痩せた土でも育ち、播種・挿し木のどちらでも繁殖させることができます。

古代から薬用に用いられ、記憶力を高める効果があると言われました。

17世紀南フランスでペストが大流行した際、ペストで死亡した人々から盗みを働いた泥棒たちがいましたが、彼らはペストに感染しませんでした。聞くとセージ、タイム、ローズマリー、ラベンダーなどを酢に浸して作った薬を塗って感染を防いだといい、この薬は「4人の泥棒の酢」と呼ばれたそうです。(実際の効能は不明です)

食用品から化粧品まで幅広く利用されています。

甘い芳香と爽やかなほろ苦さを持ち、消臭効果や抗菌作用、抗酸化作用があるとされ、肉の鮮度を長持ちさせることからヨーロッパでは古くからラム、豚肉、青魚などクセの強い素材の匂い消し、鶏肉・白身魚・じゃがいもなど淡泊な素材の香りづけと、多様に利用されています。カレーやポトフ、アイントプフ等のスパイスとしても利用されます。

乾燥ローズマリーを95%エタノールで抽出したものは、高い抗ウイルス活性、抗酸化活性があると言われ、その消臭効果が商用消臭剤などに利用されます。

育てる場合は、日当たりが良く、土が乾燥しやすい場所を好みます。非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。また強風にもよく耐えます。日差しや風当たりは特に気にしなくて問題ありません。

品種によって若干異なりますが、暑さ寒さにも強い植物です。特に何もしなくても、夏越し冬越しができます。

ただし、湿気は嫌うので、梅雨の間などは、屋根のある風通しの良い場所へ置きましょう。

排水性のよい土を好みます。水はけが悪そうな場合は小粒赤玉土やバーミキュライトを混ぜておきましょう。
鉢植えのローズマリーは、市販のハーブ用培土で問題なく育ちます。

根を触られるのを嫌います。落ちた枝がそのまま根付く程丈夫なのに、何故か根付いたローズマリーを抜いて移植しようとしても弱ったり枯れてしまいます。地植えは一度植えたら植え替えはしないようにしましょう。
鉢植えは2~3年に1回、根詰まりを起こしているようであれば、1~2回り大きな鉢に植え替えます。その際、土を落としたり、根っこを触ったり、ほじくったりしないように気をつけてください。

水やりは土が乾いたらたっぷり与えるようにして、常に土が湿らないようにしましょう。

施肥は、荒れた土地でも育つ植物なのでほぼ不要です。植えつけ時に元肥を控えめに施します。肥沃な土なら元肥も不要です。

鉢植えを一株育てていれば、ハーブティーや料理などに使えて、重宝します。

花言葉は「思い出」「記憶」「誠実」「追憶」「貞節」「献身」「あなたは私を蘇らせる」「変わらぬ愛」「私を忘れないで」「静かな力強さ」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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