角字で 干支(えと) 未(ひつじ) 辛未、癸未、乙未、丁未、己未、漢字表記
干支 未
えと ひつじ
Unicode:
【辛未】しんび (かのとひつじ) [辛_0x8F9B][未_0x672A]
【癸未】きび (みずのとひつじ)[癸_0x7678][未_0x672A]
【乙未】いつび (きのとひつじ) [乙_0x4E59][未_0x672A]
【丁未】ていび (ひのとひつじ) [丁_0x4E01][未_0x672A]
【己未】きび (つちのとひつじ)[己_0x5DF1][未_0x672A]
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を合わせて干支(えと)となります。
干支(えと)は基本的に十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせて表します。
十干と十二支は1年ずつ変化します。組み合わせが変わることによってその年の干支が決定します。例えば、十干が丙で十二支が子の場合は「丙子(ひのえね)」、十干が壬で十二支が寅の場合は「壬寅(みずのえとら)」となります。
干支(十干十二支)が一巡し起算点となった年の干支にふたたび戻ること(60年周期)を還暦といいます。
【辛未】しんび(かのとひつじ)
干支の組み合わせの8番目で、前は庚午、次は壬申。
陰陽五行では、十干の辛は陰の金、十二支の未は陰の土で、相生(土生金)。
温かく乾いた土の上に宝石や貴金属があります。 宝石は土から力を与えられますが、土に汚されています。水を与えて磨けば、汚れが洗い流されて輝きを増すでしょう。水が多すぎると泥で宝石は汚れます。
生まれの性格や特徴
大人しく控えめ、協調的、調整役、的確な判断、参謀、情報処理能力、情報収集能力、温和、思いやりに溢れる、努力家、勉強熱心、勤勉
相性が良い干支は、「丙午(ひのえうま)・戊午(つちのえうま)・壬午(みずのえうま)・庚午(かのえうま)・乙卯(きのとう)」です。
相性の悪い干支は、「戊戌(つちのえいぬ)・己亥(つちのとい)・乙丑(きのとうし)・辛丑(かのとうし)・丁丑(ひのとうし)」です。
【癸未】きび(みずのとひつじ)
干支の組み合わせの20番目で、前は壬午、次は甲申。
陰陽五行では、十干の癸は陰の水、十二支の未は陰の土で、相剋(土剋水)。
温かく乾いた土に、雨が降り注いでいます。 雨は土に潤いをもたらしますが、水の力が弱い場合には、すべて土に吸収されてしまい、多すぎれば泥になります。
生まれの性格や特徴
社交性、おっとり、穏やか、話題豊富、お人好し、機転が利く、観察眼、気分屋、人好き、親切、人望あり、人気者
相性が良い干支は、「乙卯(きのとう)・甲午(きのえうま)・戌午(つちのえうま)・庚午(かのえうま)・壬午(みずのえうま)」です。
相性の悪い干支は、「丁丑(ひのとのうし)・丙戌(ひのえいぬ)・丙子(ひのえね)・癸丑(みずのとうし)・壬戌(みずのえいぬ)」です。
【乙未】いつび(きのとひつじ)
干支の組み合わせの32番目で、前は甲午、次は丙申。
陰陽五行では、十干の乙は陰の木、十二支の未は陰の土で、相剋(木剋土)。
温かく乾いた土の上に、草花が咲いています。 土が乾燥しているため、草花は環境に適応しながら生きています。水があると草花に力を与えます。
下関条約によって日本への台湾割譲が決まり、上陸した日本軍に対して清国の残兵や一部の台湾住民が抵抗し戦闘となったものが「乙未戦争」で、戦闘の起こった1895年の干支が「乙未」であったことに由来します。
生まれの性格や特徴
努力家、コツコツ、着実、竹を割ったような性格、細かいことを気にしない、想像力、空気を読める、我慢強い、平和主義、根が真面目、手堅い、信頼をもたれる
相性が良い干支は、「丁卯(ひのとう)・甲午(きのえうま)・壬午(みずのえうま)」です。
相性の悪い干支は、「己丑(つちのとうし)・辛丑(かのとうし)・甲子(きのえね)」です。
【丁未】ていび(ひのとひつじ)
干支の組み合わせの44番目で、前は丙午、次は戊申。
陰陽五行では、十干の丁は陰の火、十二支の未は陰の土で、相生(火生土)。
温かく乾いた土の上に、たき火が燃えています。 土は乾燥しているので、火は安定しています。 木があると、燃料となって火力が増すでしょう。
飛鳥時代(587年)に起きた内乱を「丁未の乱」と呼びます。仏教の礼拝に反対した物部守屋と、賛成派の蘇我馬子が対立して戦い、物部氏が滅ぼされました。厩戸皇子(聖徳太子)が蘇我氏陣営にいたという説がありますが、正確な資料は残っていません。
生まれの性格や特徴
穏やか、人情に厚い、天性の癒やし、優しい、笑顔を絶やさない、言葉使い丁寧、平等、気配り、相手によって態度を変えない、人に好かれやすい、ありのまま、強運、保守的傾向、争いを避ける、願いが叶いやすい、豊かな感性
相性が良い干支は、「壬午(みずのえうま)・乙亥(きのとい)・甲午(きのえうま)」です。
相性の悪い干支は、「辛丑(かのとうし)・癸丑(みずのとうし)・庚辰(かのえたつ)」です。
【己未】きび(つちのとひつじ)
干支の組み合わせの56番目で、前は戊午、次は庚申。
陰陽五行では、十干の己は陰の土、十二支の未は陰の土で、比和。
砂漠の砂の上に、柔らかい田畑の土が乗っています。土と士が合わさって、力を強めています。 一見柔らかさがありながら、中身はしっかりとした強い土です。
生まれの性格や特徴
仲間意識、面倒見の良さ、真面目、実直、自分に厳しい、他人に優しい、誠実、責任感、気概、親分肌・姉御肌、フォロー上手、芯が強い、見た目は穏やかな雰囲気、見た目はふわっとした柔らかなイメージ、ブレのない芯の強さ、幸運を引き寄せる体質、強い信念、計画的
相性が良い干支は、「甲午(きのえうま)・丙午(ひのえうま)・庚午(かのえうま)・戊午(つちのえうま)・丁卯(ひのとう)」です。
相性の悪い干支は、「乙丑(きのとうし)・丁丑(ひのとうし)・己亥(つちのとい)・壬辰(みずのえたつ)・癸丑(みずのとうし)」です。