角字で 干支(えと) 巳(み) 己巳、辛巳、癸巳、乙巳、丁巳、漢字表記
干支 巳
えと み
Unicode:
【己巳】きし (つちのとみ) [己_0x5DF1][巳_0x5DF3]
【辛巳】しんし (かのとみ) [辛_0x8F9B][巳_0x5DF3]
【癸巳】きし (みずのとみ) [癸_0x7678][巳_0x5DF3]
【乙巳】いつし (きのとみ) [乙_0x4E59][巳_0x5DF3]
【丁巳】ていし (ひのとみ) [丁_0x4E01][巳_0x5DF3]
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を合わせて干支(えと)となります。
干支(えと)は基本的に十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせて表します。
十干と十二支は1年ずつ変化します。組み合わせが変わることによってその年の干支が決定します。例えば、十干が丙で十二支が子の場合は「丙子(ひのえね)」、十干が壬で十二支が寅の場合は「壬寅(みずのえとら)」となります。
干支(十干十二支)が一巡し起算点となった年の干支にふたたび戻ること(60年周期)を還暦といいます。
【己巳】きし(つちのとみ)
干支の組み合わせの6番目で、前は戊辰、次は庚午。
陰陽五行では、十干の己は陰の土、十二支の巳は陰の火で、相生(火生土)。
初夏の豊かな畑です。温かく柔らかい土は、作物が良く育ちます。
生まれの性格や特徴
肝が据わっている、ほんわか、芯の強さ、太い肝っ玉、機転が利く、気配り上手、臨機応変、自己肯定感が高い、センスに恵まれている、世話好き、社交的、人懐っこい性格、寂しがり屋
相性が良い干支は、「甲申(きのえさる)・己酉(つちのととり)・甲午(きのえうま)・丙申(ひのえさる)・庚申(かのえさる)」です。
相性の悪い干支は、「乙亥(きのとい)・己亥(つちのとい)・壬寅(みずのえとら)・癸亥(みずのとい)」です。
【辛巳】しんし(かのとみ)
干支の組み合わせの18番目で、前は庚辰、次は壬午。
陰陽五行では、十干の辛は陰の金、十二支の巳は陰の火で、相剋(火剋金)。
火の上に貴金属や宝石が置かれています。 火にあぶられて洗練されますが、火が強過ぎると、貴金属や宝石は焼けてしまいます。
生まれの性格や特徴
冷静沈着、合理的、高い状況判断、洗練された美しさ、華やか、目立つ、豊かな知性、向上心、客観的、柔軟な発想力、知識、教養、霊感、直感
相性が良い干支は、「丙申(ひのえさる)・壬申(みずのえさる)・丙子(ひのえね)・丁酉(ひのととり)・己丑(つちのとうし)」です。
相性の悪い干支は、「癸亥(みずのとい)・乙亥(きのとい)・戊寅(つちのえとら)・辛亥(かのとい)」です。
【癸巳】きし(みずのとみ)
干支の組み合わせの30番目で、前は壬辰、次は甲午。
陰陽五行では、十干の癸は陰の水、十二支の巳は陰の火で、相剋(水剋火)。
火の上に、雨が降り注いでいます。 水は温められて蒸発し、冷えて水に戻り、状況に応じて常に変化します。水が強すぎると火が弱まります。
生まれの性格や特徴
感受性豊か、情にもろい、純粋、家族や仲間をとても大切にする、クールに見えて親切で温かい、アイディア力、起用、そつなくこなす、柔軟、臨機応変、優柔不断、野心家だが慎重、現実主義、探求心、高い知識量、チャレンジ精神あるが慎重、繊細、人当たり良い、物腰が柔らかい、愛されキャラ、愛嬌、器用、要領が良い、甘え上手
相性が良い干支は、「乙未(きのとひつじ)・乙酉(きのととり)・庚午(かのえうま)・戊午(つちのえうま)・乙丑(きのとうし)」です。
相性の悪い干支は、「己亥(つちのとい)・丁亥(ひのとい)・丙寅(ひのえとら)・庚寅(かのえとら)・甲寅(きのえとら)」です。
【乙巳】いつし(きのとみ)
干支の組み合わせの42番目で、前は甲辰、次は丙午。
陰陽五行では、十干の乙は陰の木、十二支の巳は陰の火で、相生(木生火)。
たき火の上に、草花があります。 火は草花を焼きますが、厳しい環境に生える草花は壮健で、むしろ火に勢いを与えます。水が加われば、草花は生き生きとするでしょう。
飛鳥時代645年に中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我入鹿を宮中にて暗殺して、蘇我氏(蘇我宗家)を滅ぼした政変を「乙巳の変」と呼び、その後一連の政治制度改革「大化の改新」の第一段階とされています。
生まれの性格や特徴
優れた芸術センス、臨機応変、前向き、思いついたら即行動、オシャレ、華やかな、ポジティブ、活動的、協調性、スピーディー、頭の回転の速さ、理解力、現実主義、感情には流されない、柔軟、バランス、まっすぐな性格、ストレート、実は結構デリケート、感受性は人一倍
相性が良い干支は、「庚申(かのえさる)・丁丑(ひのとうし)・丁酉(ひのととり)・庚子(かのえね)・乙丑(きのとうし)」です。
相性の悪い干支は、「辛亥(かのとい)・己亥(つちのとい)・甲寅(きのえとら)・丙寅(ひのえとら)・壬寅(みずのえとら)」です。
【丁巳】ていし(ひのとみ)
干支の組み合わせの54番目で、前は丙辰、次は戊午。
陰陽五行では、十干の丁は陰の火、十二支の巳は陰の火で、比和。
火の上で、火が燃えています。両方陰の火なので、穏やかですが、木があると、火は強くなります。
生まれの性格や特徴
物怖じしない、軽快、実行力、行動力、気さく、穏やか、自然と人が集まる、フットワークの良さ、兄貴肌・姉御肌、頼られる、精神的に強い、ユニークな感性、お笑いのセンス、負けず嫌い、タフ、激しい一面、闘志、強気
相性が良い干支は、「壬申(みずのえさる)・戊申(つちのえさる)・乙酉(きのととり)」です。
相性の悪い干支は、「庚寅(かのえとら)・辛亥(かのとい)・甲寅(きのえとら)」です。