蝋梅 臘梅 ロウバイ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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蝋梅 臘梅 ロウバイ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

 

蝋梅 臘梅 ロウバイ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

蝋梅 臘梅

ロウバイ

英語:Wintersweet ウインタースイート

Unicode:
[蝋_0x874B][梅_0x6885]
[臘_0x81D8][梅_0x6885]

クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属に属する落葉低木で中国原産。日本へ渡来したのは17世紀初めの江戸時代ごろとされ、生け花や茶花、庭木として広く利用されてきました。

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高さは2~5m、株立ちし、樹皮は淡灰褐色で皮目が縦に並び、生長とともに浅く割れたようになります。

葉は長さ10~20cmの細い長楕円形で、両端は尖ります。

初春に蝋(ロウ)でコーティングしたような質感の淡い黄色の花を咲かせます。花には芳香があります。ロウバイ(蝋梅)と名がついていますが、梅の仲間ではありません。花の少ない1~2月頃に明るい黄色の小花を枝の先に咲かせます。葉は花の後に出てきます。

開花期以外はあまり目立ちませんが、新春に香り高い花を咲かせる貴重な存在です。中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として尊ばれています。

育て方は、非常に強健で、あまり土壌を選びません。半日陰くらいでも花を咲かせます(日当たりが良いほうが花付きは良くなります)。昔から庭木として人気の花木で、初心者でも育てやすいです。

用土は、あまり選びませんが、肥沃で水はけの良い土壌を好みよく育ちます。腐葉土や完熟堆肥などを鋤き込んで植えつけます。鉢植えの場合は、赤玉土6:腐葉土や完熟堆肥4の配合土か、市販の花木用培土を使います。

水やりは、表土が乾いたらたっぷりと与えます。地植えの場合は、根付いてからは特に水やりの必要はありません。夏季など高温と乾燥が続くような時は、様子を見て水やりを行います。鉢植えの場合は、表土が乾いたら、鉢底から水が流れ出てくるくらい、たっぷりと水やりします。過湿に弱く、根腐れを起こして枯れやすいので与えすぎに注意しましょう。

施肥は、特に必要ありません。土が痩せてきたと思ったら腐葉土をたっぷりと漉き込むか、成長期の4月から5月と、寒肥として12月に、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10など)や有機質肥料(固形の油かすなど)を与えます。

花言葉は「慈しみ」「ゆかしさ」「先導」「先見」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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