蕨 ワラビ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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蕨 ワラビ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

ワラビ

英語:Bracken ブラケン

Unicode: [蕨_0x8568]

コバノイシカグマ科のシダ植物で、中国、日本、朝鮮半島に広く分布して、食用にされています。
草原、谷地、原野などの日当たりの良い場所に群生しています。山菜のひとつ。

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茎は地下を横に這い、良く伸びます。葉は冬には枯れ、春に新芽が出ます。
成長すると0.5~1m程の草丈のシダ植物になり、葉は羽状複葉で、小葉にはツヤがなく、全体に黄緑色で、やや硬いです。

森林内に出ることは少なく、火事、植林地などの攪乱で生じた、日当たりの良い場所に出現します。山腹の畑地周辺や畑のあぜなどにもよく出て、大きな集団を作ります。

春から初夏にまだ葉の開いてない若芽は先端がくるっと丸まっており、これを採取して食用にします

毒性があるため生のままでは食用にできませんが、熱湯(特に木灰、重曹を含む熱湯)を使ったあく抜きや、塩漬けで無毒化が可能です。

灰汁抜きは、ある程度長さを揃えておき、折り口を綺麗に切り揃え、紐などで1食分くらいに束ねておきます。ワラビの上から重曹や木灰をふりかけ(切り口に重曹や木灰を擦り込む方法も)、沸騰した熱湯をその上からかけ、新聞紙や大き目のポリ袋で落し蓋をして一晩置き、翌日きれいな水で洗いアクを流します。

おひたしや漬物、味噌汁の実などとして食べます。

また、根茎から「ワラビ粉」という良質のデンプンが採れ、「わらび餅」は本来これを材料に作られましたが、採取に手間が掛かるため、極めて貴重で高価で、現在では代用としてジャガイモのデンプンが使われます。

同じような山菜に「ゼンマイ」があります。

「ワラビ」と「ゼンマイ」の違いは、

「ワラビ」は、コバノイシカグマ科のシダ植物で、草原、谷地、原野など、日当たりの良いところに群生しています。新芽は食用にされ、ぬめりがあり、くせのない味がします。

「ゼンマイ」は、ゼンマイ科のシダ植物で、山野の渓流のそばや、水路の脇など、水気の多いところに生えます。
新芽は食用にされ、独特の食感があります。

新芽の外観上の最大の違いは、「ワラビ」は小さな芽が3つありますが、「ゼンマイ」は大きなうずまき状の芽が1つです。

「ワラビ」には、微量ですが発癌物質であるプタキロサイドが含まれていますが、「ゼンマイ」には含まれていません。

などです。

育て方は、日当たり、水はけが良く、腐葉土や堆肥を多く含んだ肥沃な土が最適です。
草勢が強いので、鉢植えやプランターよりも地植えが適しています。

植え付けの1ヶ月前位に腐葉土や堆肥を良く漉き込んで置きます。
酸性土壌を好みます。アルカリ性の土壌であれば、ピートモスなどを加えてください。

株間20~30cmの間隔で深さ5~10cm程度に植えつけます。苗は土中に埋めて植えつけてください
植え付け後、畝の上に2~3cmの敷き藁をして、乾燥から防ぎます。

乾燥を嫌います。夏の間は特に乾燥に注意して、5~7日ごとに水やりを行います。

追肥として、春と秋に堆肥や油かすを与えます。

十分に株を育てるために、1年目は収穫しないようにしましょう。

花言葉は「不変の愛」「真面目」「葉」「不思議」「妖術」「ゆるがぬ愛」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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