蔦漆 ツタウルシ 角字で花と植物の名前、漢字表記
蔦漆
ツタウルシ
英語:Poison ivy ポイズンアイビー
Unicode: [蔦_0x8526][漆_0x6F06]
ウルシ科ウルシ属の落葉性つる植物で、日本各地の山林に生えます。雌雄異株で、有毒植物です。葉に漆成分のウルシオールとラッコールが含まれるため、触れるとひどくかぶれることがあります。
紅葉が美しく、山に行くと大きな木の幹に絡まって美しい紅葉を見せてくれます。
英語名はPoison ivy(ポイズンアイビー)ですが、ツタウルシはウルシ科ウルシ属で、アイビー(Ivy)はウコギ科キヅタ属、ツタはブドウ科ツタ属なので全部違う種類の植物です。
ウルシ科の植物には、ハゼノキ(リュウキュウハゼ)、ヤマウルシ、ツタウルシ、ヤマハゼ、ヌルデなどがありますが、漆器などの塗装に使う漆液を採取するのは主にウルシノキという落葉高木樹です。ツタウルシは利用されないようです。
また、ハゼノキ(リュウキュウハゼ)、ヤマウルシ、ツタウルシ、ヤマハゼ、ヌルデ、ウルシノキは、果実の中果皮に蝋を含み、採取した蝋(木蝋)は和ろうそく、ポマード、光沢材料などに使用できますが、採蝋されるのは主にハゼノキ(リュウキュウハゼ)の実で、ツタウルシは利用されていないようです。
紅葉が美しいため、育てたい考える人もいると思いますが、前述の通り有毒植物で、かぶれ成分であるウルシオールとラッコールをウルシの仲間で最もたくさん含んでいます。地域によっては危険植物に指定されている場合もあります。このかぶれ成分はゴム手袋も浸透するそうです。また、揮発性の毒物であるため、人によっては近づいただけでもかぶれる場合があるため注意してください。
遠くから紅葉を眺めて、近寄らない方が良いかと思われます。
花言葉は「変動に耐えよう」「頭脳明晰」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.