蓮華草 レンゲソウ 角字で花と植物の名前、漢字表記
蓮華草
レンゲソウ
英語:Chinese milk vetch チャイニーズミルクベッチ
Unicode:[蓮_0x84EE][華_0x83EF][草_0x8349]
マメ科の越年草で、春に可愛らしいピンク色の花を咲かせます。ゲンゲとも呼ばれます。
中国原産で、花の形が蓮華に似ていることからレンゲソウ(蓮華草)と名付けられましたが、蓮華(ハス)とは種類が全く異なります。
マメ科の植物は根に根粒菌を持つものが多く、土中の窒素を根に蓄えて土壌を肥沃にする性質があります。レンゲソウもその力が高いため、休耕中の田畑を肥沃にする目的で植えられます。花後はそのまま田畑に漉き込んで緑肥としても使用されています。
また、レンゲソウは大切な蜜源でもあります。クセがなく、食べやすいレンゲ蜂蜜は今でも人気のある蜂蜜の一つです。
春先にレンゲソウが沢山咲いている風景は、大変美しく、観賞用としても栽培され、群生地は観光地になっているところもあります。
育て方は、日当たりと水はけの良い場所を好みます。
用土は、痩せ地でも育つくらい強健な植物です。水はけが良ければ、あまり土壌は選びません。鉢植えの場合は、赤玉土小粒7:腐葉土3の配合土や、市販の園芸用培土で問題なく育ちます。
水やりは、乾燥を嫌い、たくさん水を吸収する植物です。表土が乾いたらたっぷりと水やりをします。気温が低い時期は午前中に水やりを行い、夕方以降の時間帯は避けるようにします。これは、土中の水分が凍って、根を傷めることを避けるためです。地植えの場合は、数日間雨が降らず、極度に乾燥したときなどには十分に与えます。
施肥は、あまり必要ありません。根粒菌が窒素を固定化するので、窒素系の肥料は特に不要です。与えたい場合は、リン酸やカリウム系のもの、カルシウムなどの必須ミネラル分を少し与えれば問題ありません。
レンゲソウを育てた土は、窒素が含まれた肥沃な土になりますので、その後に野菜や穀物を植えると良いでしょう。
花言葉は「感化」「私の幸福」「あなたは幸福です」「心が和らぐ」「私の苦しみを和らげる」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.