葡萄 ブドウ 角字で花と植物の名前、漢字表記

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葡萄 ブドウ 花や植物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

葡萄

ブドウ

英語:Vine ワイン

Unicode: [葡_0x8461][萄_0x8404]

ブドウ科のつる性落葉低木、または、その果実のこと。ブドウ属の植物は数十種あり、北アメリカ、東アジアに多く、インド、中東、南アフリカにも自生種があります。日本の山野に分布する、ヤマブドウ、エビヅル、サンカクヅルもブドウ属の植物です。
果実を収穫するために世界中で品種改良され、広く栽培されています。果実はそのまま食べるほか、ドライフルーツやジュース、ワインの醸造に利用されます。
栽培化の歴史は古く、紀元前3000年頃には原産地であるコーカサス地方やカスピ海沿岸ですでに栽培が開始されていたと言われています。ワインの醸造も早くに始まり、メソポタミア文明や古代エジプトにおいてもワインは珍重されていたとされています。

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ジョージアの国花です。

ジョージアは、紀元前6000年頃からワインが作られている「ワイン発祥の地」としても有名で、国花であるヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)は、世界で生産されているワインブドウの大半の規品種です。

日本での栽培は、中国から輸入された東アジア系ヨーロッパブドウが自生化し、鎌倉時代初期に甲斐国勝沼(現在の山梨県甲州市)で栽培が始められ、主に同地近辺のみの特産品として扱われてきました。古くは薬として用いられていたようです。
現在でも山梨県甲州市ではブドウの栽培が盛んで、勝沼産ワインも高い評価を得られるようになってきました。
明治時代に入ると欧米から新品種が次々と導入されるようになりました。当初は、ワイン製造を目的として主にヨーロッパブドウが導入されましたが、湿気の多い日本の風土に合わず失敗しました。
アメリカブドウの多くは日本の気候に合い定着ましたが、ワイン用としては好まれず、主に、生食用果実の栽培が主流となりました。

重要な農産物で、果実は生食されるほか、乾燥してレーズンに、ワインやブランデーなどのアルコール飲料、ジュース、ジャム、ゼリー、缶詰の原料となります。
世界的にはワインの原料としての利用のほうが主体で、ワインを原料とした酢や、種子を搾油してグレープシードオイルが製造されます。
ギリシャ料理では、ブドウの葉に挽肉を詰めた料理が人気です。

特殊な用法としては、ワインに含まれる酒石酸からロッシェル塩を製造することができます。ロッシェル塩は強誘電体で、第二次世界大戦中のドイツでは対潜水艦用の水中聴音機等に利用されていた軍需物資でした。日本でも、ブドウ園から原料が大量に集められた時期がありました。

育て方は、日光を好むので、日当たり良好な場所を選びましょう。寒さや暑さに強く、北海道から九州まで広い範囲で栽培できます。

乾燥にも強い性質で、水はけのよい土壌が栽培適地。赤玉土7~8、腐葉土3~2の配合土が適しています。
一方で雨には弱く、雨に当たるとうどんこ病などの病害が発生しやすいので、雨よけ対策が必要です。

品種によっては、日本の風土に馴染まず、育たないモノもありますので、事前に確認してください。
つるを伸ばして生育するため、支える棚などを仕立てて管理します。

水やりは、鉢植えの場合は、土の表面が白く乾いたらたっぷり与えます。庭植えの場合は、夏に日照りが続くような場合はたっぷりと与えてください。

施肥は、元肥を冬に施します。また、お礼肥を6月、9月に施します。元肥には有機固形肥料を、追肥には緩効性化成肥料を用います。

花言葉は「思いやり」「好意」「信頼」「陶酔」「親切」「慈善」「酔いと狂気」「人間愛」「忘却」です。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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