菖蒲 文目 綾目 アヤメ 角字で花と植物の名前、漢字表記
菖蒲 文目 綾目
アヤメ
英語: Iris アイリス
Unicode:
[菖_0x83D6][蒲_0x84B2]
[文_0x6587][目_0x76EE]
[綾_0x7DBE][目_0x76EE]
アヤメは、アヤメ科アヤメ属の多年草で、5月頃に径8cmほどの紺色の美しい花を1~3個咲かせます。
古くは「あやめ」の名はサトイモ科のショウブ(アヤメグサ)を指した語で、現在のアヤメは「はなあやめ」と呼ばれていました。
アイリスはフランス共和国の国花です(※諸説あり)。
百合(ゆり)、アイリスはフランス王家の紋章でもあります。
フランス王家の紋章「フルール・ド・リス(fleur de lys)」は、白百合ともアヤメの花とも言われる花を様式化した意匠で、政治的、王権的、芸術的、表象的、象徴的な意味を持ちます。現代においてもフランスに関わる政治的・表象的・象徴的意味合いが強いです。
水辺に生える印象がありますが、アヤメの多くが山野の草地に自生しており、他のアヤメ属の種であるノハナショウブやカキツバタのように湿地に生えることはまれです。
アヤメ・カキツバタ・ハナショウブの見分け方は、以下の様なものがあります。
アヤメ 外花被片に網目模様がある
カキツバタ 外花被片に網目模様なし 外花被片に白い斑紋がある
ハナショウブ 外花被片に網目模様なし 外花被片に黄色い斑紋がある
「いずれアヤメかカキツバタ」という慣用句があり、「どれも素晴らしく優劣はつけがたいという」意味がありますが、「見分けがつきがたい」という意味にも用いられます。
花言葉は「伝言、メッセージ」「希望」「信頼」「友情」「知恵、賢さ」、ジャーマンアイリスの花言葉は「燃える思い」「情熱」、カキツバタの花言葉は「幸せは必ずくる」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.