菊萵苣 エンダイブ 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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菊萵苣 エンダイブ 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

菊萵苣

エンダイブ

英語: Endive エンダイブ

Unicode: [菊_0x83CA][萵_0x8435][苣_0x82E3]

キク科キクニガナ属の植物で、和名は「キクヂシャ(菊萵苣)」。ほろ苦い味から「ニガチシャ(苦萵苣)」とも。

野生型は、ヨーロッパの地中海地域から北アフリカ、西アジアに分布しており、エンダイブはこの野生種とチコリの交配種といわれています。

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一見するとサニーレタスやグリンリーフレタスにも似ていますが、レタスの仲間ではありません。地中海沿岸が原産とされるキク科の植物で、葉先が細かく縮れていて、初夏に青い花を咲かせます。

シャキシャキとした食感でサラダに好んで使われるようになりました。

日本では新しく入ってきた植物のように思われますが、古代エジプトではすでに食用、観賞用として栽培されていました。古代ローマの博物学者プリニウスの著書『博物誌』にも記述があるほど、人間と古くから関わりのある植物です。

日本には江戸時代初期に入ってきたとみられ、貝原益軒の『大和本草』にも「紅毛萵苣」として記載されています。

日本国内で流通しているエンダイブはほぼ国内産であり、主な産地は千葉、長野県です。

食べ方

一般的にサラダや、ゆでてお浸しなどに使われるほかスープの具材にもなります。外側の葉はややかたいことから、炒め物などに向いています。独特の苦みが特徴です。

エンダイブの栄養はビタミンB1、B2、C、Kやカロテン、またナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄、リンなどのミネラルのほか、食物繊維も含んでおり、美容と健康に期待できます。

育て方

タネは畑に直接くか、いったん箱などにまいてある程度の大きさになってから畑に植え付けます。
まきはどきは3月上旬か8月下旬です。発芽適温は20℃前後です。

苗は本葉が4枚くらいの頃に畑に植えます。植え付け間隔は25cm前後にします。

畑に直接まく場合は筋状にタネをまきます。

苦味のある野菜のため、軟白栽培といって遮光して育てる方法を使って葉を甘くします。
エンダイブの軟白処理は、エンダイブの株ごと段ボールで覆い光を遮断する方法と、外葉を縛って若葉を遮光して、エンダイブの内部を甘くする方法があります。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

水もちの良い土を好みます。酸性は好まないので、土にあらかじめ苦土石灰を混ぜ込んで中和します。堆肥や元肥を入れる2週間前位に石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませます。

水やり

湿り気味の土を好みます。特に夏場の栽培では乾かさないようにたっぷりと水を与えましょう。

施肥

追肥は様子を見ながら、必要ならば与えましょう。緩効性の粒状肥料などを与えると良いでしょう。
肥えた土であれば肥料を与えなくてもよく育ちます。やせた土でもゆっくりと効く粒状の肥料を土に少量混ぜ込むだけでよいでしょう。

花言葉

「飾り気がない」「倹約」「質素」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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