菊 キク 角字で花と植物の名前、漢字表記
菊
キク
英語:Chrysanthemum クリサンセマム
Unicode: [菊_0x83CA]
キク科キク属の植物で、中国から奈良時代に伝わり、江戸時代に入ってから盛んに品種改良されるようになりました。日本で観賞用として発展した品種を和菊(古典菊とも)、ヨーロッパで生まれた品種を洋菊と呼びます。
皇室の紋にも使われている日本を象徴する花のひとつです。日本では園芸用の他に仏花として用いられることも多く、仏前や墓前によく捧げられます。洋菊はガーデニングやフラワーアレンジメントとしても楽しまれています。
食べられる品種も有り、花びらをサラダや刺身のつま等に利用されます。
品種改良が盛んに行われたため、花弁の色や形状も、白、黄色、赤、ピンク、オレンジ、大輪、小輪、八重咲き、一重咲き、鞠状など様々です。大菊、中菊、小菊の3つの区分があります。
育てる場合は、水はけと日当たりの良い、屋外で育てるましょう。雨に当たると花が傷んでしまうことがあるため、軒下など雨を避けられる場所が適しています。
寒さには強いため屋外でも越冬できますが、暑さに弱いため、夏場は半日陰などに移動させましょう。
水やりは、土の表面が乾いたら水を与えるようにしましょう。土が湿った状態が長く続くと、根が腐ってしまいます。一回の水やりでは、鉢の底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。
夏の時期の水やりは気温の高い昼間をさけ、朝など涼しい時間帯に与えるようにしましょう。
肥料を好みますので、元肥、追肥を与え、肥料切れを起こさないようにしましょう。
菊の栽培方法には、仕立てという技法が有り、一本の幹で数百輪の花を咲かせたり、人形に仕立てたり、花の大きさを競ったりします。品評会なども積極的に行われ、多くの人の目を楽しませています。
花言葉は「高貴」「高尚」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.