花梨 花櫚 カリン 角字で花と植物の名前、漢字表記
花梨 花櫚
カリン
英語:Chinese quince チャイニーズ クインス
Unicode:
[花_0x82B1][梨_0x68A8]
[花_0x82B1][櫚_0x6ADA]
中国原産とされるバラ科の落葉樹またはその果実のこと。別名を安蘭樹(アンランジュ)または菴羅樹(あんらじゅ)と呼ばれます。
古くから薬用として用いられており、国内でも全国で栽培されています。生薬名を和木瓜(わもっか)といいます。
果実はパパイヤと似たような縦長の形をしており、350~500g程の大きさになります。表皮の色は明るい黄色で、熟した果実の表面はつるっとしています。非常に硬い上、渋くて生では食べられません。
砂糖漬け、コンポート、リキュール等に加工されます、加熱すると渋みは消えて、果肉が赤色に変わります。
独特の芳しい香りがあり、含まれる成分は咳や痰など喉の炎症に効くとされ、のど飴やかりん酒など、薬効成分と共にこの香りを活かした加工に用いられています。
幹は堅く、家具などの材木として利用されます。
花は5枚の花弁で、白や淡いピンク色、淡紅色をしており、大変美しいため、庭園樹としても人気があり、実が沢山成った樹を庭先で見かけることがあります。盆栽として育てることも多いです。
育てる場合は日光を好むので、日当たりが良好な場所を選び植え付けるか鉢を置いてください。
花言葉は「豊麗」「唯一の恋」「優雅」などです。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.