花朝月夕 かちょうげっせき 角字でことわざ、四字熟語
花朝月夕
かちょうげっせき
Kacyou-Gesseki
Beauties of Nature
Unicode: [花_0x82B1][朝_0x671D][月_0x6708][夕_0x5915]
春秋のさかりの気候の良い時のこと。
陰暦二月中旬と八月中旬の春秋のさかりの時節。
また、春秋の季節の楽しいひとときをいう。
花の咲く春の朝と名月の照る秋の夕べ、それを楽しみめでるの意。
のちに陰暦二月十五日を花朝、八月十五日を月夕というようになった。
出典『旧唐書』羅威伝より。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.