胡瓜 きゅうり 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

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胡瓜 きゅうり 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

胡瓜

きゅうり

英語: Cucumbera キューカンバー

Unicode: [胡_0x80E1][瓜_0x74DC]

ウリ科キュウリ属のつる性一年草、およびその果実。果実を野菜の一種として食用にします。

インド西北部、ヒマラヤ山脈南の山麓地帯が原産で、紀元前10世紀ごろには西アジアに定着したとみられています。

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紀元前4000年前にメソポタミアで盛んに栽培されており、インド、古代ギリシア、古代エジプトなどでも栽培されました。その後、6世紀に中国、9世紀にフランス、14世紀にイングランド、16世紀にドイツと伝播していき、16世紀ごろのヨーロッパで栽培が盛んになりました。非常に品種が多く、世界中で500もの品種が栽培されています。

日本では平安時代から栽培され、大正以降によく利用されるようになりました。

実が熟すと黄色くなり、黄色いウリを意味する「黄瓜」(きうり)が語源とする説が有力とされています。

古く日本では黄色くなったものを食用にしていたといわれていましたが、甘みが薄いためにあまり好まれず、現在では未熟な実を食用とするようになりました。

一年生のつる性の植物で、広く畑で栽培されています。栽培されているキュウリのうち、3分の2は生食できます。種子は暗発芽種子。雌雄異花ですが、単為結果を行うため、雄花が咲かなくとも結実します。

つるを伸ばしながら果実をつけるという、栄養生長と生殖生長を同時に行います。つるは地を這って伸びて、葉腋の節から巻きひげが伸びて他物にからんで躰を支えます。

葉は鋸歯状で大きく、果実を直射日光から防御する日よけとしての役割を持ちます。

花は黄色く甘い香りがします。雄花と雌花が対になる形で花を咲かせます。

果実色は濃緑が一般的ですが、淡緑や白のものもあります。長い円形の果実は生長が非常に早く、50cmまで達する事もあり、熟すと苦味が出るため、その前に収穫して食べます。

果実の表面に白い粉が吹いたようにも見えるろう状の物質はブルームと呼ばれ、水分の蒸発を防ぎ、果実の皮を保護する役割があります。

果実の表面にはイボやとげがついていますが、品種によってはないものもあります。

日本の主産地は、宮崎県、群馬県、埼玉県、福島県、千葉県などです。

食べ方

古くから食用の野菜として栽培されていて、果実成分の95%程度が水分とされ、歯応えのある食感とすっきりとした味わいがあり、水分を多く含むことから暑い季節・地域では水分補給用として重用されてきました。

表面は緑色ですが、果肉は白いので淡色野菜に分類されます。

生のまま味噌やもろみをつけてかじったり、サラダ、寿司(かっぱ巻き)、酢の物、和え物、塩揉みなどで食べたりするほか、かっぱ漬け、奈良漬け、ぬか漬け、わさび漬け、ピクルス、オイキムチなどの漬物の材料としても重宝されます。日本の料理では加熱調理されることは少ないですが、中華料理では煮物や炒め物としても利用されます。

育て方

基本は苗を植えて育てます。種から育てる場合は育苗用ポットで育苗して畑に定植します。

夏場に次々と実をつけながら成長します、肥料切れと水切れをしないように注意しましょう。

ツル植物なので、支柱にしっかり固定し這わせるようにします。

ウリ科の植物どうしの連作に弱く、2~3年ほどウリ科の野菜を育てていない畑で作付けします。

肥料を好む性質のため、追肥をしながら育てると良いキュウリができやすいです。

雌花が咲いたら、朝のうちに雄花をつんで雌花に人工授粉を行うことにより、より確実に着果させることができます。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

排水性や通気性が良い肥沃な土を好みます。根が張りやすいように深さ15cmまでよく耕し、排水性を高めるために高畝にします。

土壌酸度の目安は6.0~6.5pHです。

2週間前までに苦土石灰を全面散布して深く耕し、1週間前に腐葉土、堆肥、元肥を施し、よく耕しておきます。

地温の確保と水切れ防止、雑草抑えのためにマルチングを施します。

水やり

肥大期に水分不足にならないように、水やりはしっかりと行うようにしましょう。土の表面が乾いたら、水をたっぷりと与えます。

施肥

茎葉を伸ばしながら実をつけていくので、栽培期間を通じて、三元素のバランスが良い肥料を施します。少しずつ何度も追肥することがコツです。

植え付けから2週間後を目安に、1回目の追肥を株間にまきます。その後、2~3週間に1回のペースで追肥をします。

花言葉

「洒落」「気の利いた」「垢抜けた」など。

 

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

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