胡桃 くるみ 角字で野菜や果物の名前、漢字表記

スポンサーリンク
胡桃 くるみ 野菜や果物の名前(漢字表記)を角字で表現してみました。該当する植物についても簡単に解説しています。

胡桃

くるみ

英語: Walnut ウォールナット

Unicode: [胡_0x80E1][桃_0x6843]

クルミ科クルミ属の落葉高木の総称、または、その種子を加工した食用ナッツのこと。

原産地はイラン、中国、日本、北米などで、クルミ属の樹木は北半球の温帯地域に広く分布します。

スポンサーリンク

実が食用にされるのはクルミ属の中でも一部の種類だけで、多く出回っているものはカシグルミやシナノグルミ。

収穫量はアメリカ合衆国カリフォルニア州と中華人民共和国が多く、日本では長野県がクルミの収穫量日本一です。

日本に自生するオニグルミやヒメグルミは実が小さく殻が割りにくいですが、古くから食用にされています。

日本列島に自生しているクルミの大半はオニグルミで、核はゴツゴツとして非常に硬く、種子が取り出しにくくなっています。

オニグルミは、クルミ科クルミ属に属する落葉広葉高木で、日本列島と樺太に分布し、日本では、北海道から九州にかけて広く分布します。

湿気の多いところに生え、主に山間の川沿いなどで見られます。

葉は、大型の奇数羽状複葉で互生し、小葉は長さ7~12cmの卵状長楕円形で、表面は無毛、裏面は星状毛が多く生えます。

花期は5~ 6月頃、雌雄同株で、雌花は新枝の先に10個ほど穂になって咲き、雌蕊は真っ赤で二股、雄花は前年の枝に多数が、房の形で垂れ下がります。初夏の開花時期には垂れ下がった雄花序が良く目立ちます。

果実は堅果で、長さ3~4cmの卵球状、周囲を肥大して肉質になった花床が包み、10月頃に熟します。

種子は食用になり、リスやネズミなどの齧歯類の食糧としても重要です。彼らは食糧を貯蔵すべくオニグルミの実を地中に埋める習性をもち、その一部が発芽する事でオニグルミは子孫を残しています。

また、オニグルミの実は水に浮き、洪水などで実が流されて、河川の下流でも発芽する場合があります。少々の深さに実が埋まっても、蓄えられた養分を利用して、太陽光を利用できる地上まで発芽する能力を持つため、オニグルミが川沿いで見られる理由の1つとなっています。

食用としての利用は古く、日本では縄文時代から種実の出土事例があり、オニグルミを中心に食料として利用されていたと考えられています。文献資料においては『延喜式』に貢納物の一つとして記されていて、ナッツとして、また、クルミ和えや菓子にして食べられていました。

長野に住む人が、「オニグルミにはマムシが住み着くので気をつけろ」というのを聞いたことがあります。これは、クルミの実を食べに来るネズミやリスなどの小動物を狙うためかと思われます。

また、オニグルミが好むのは、川沿いや窪地など湿った場所で、木陰が深くできるため、蛇などのは虫類にとっては過ごしやすいのかもしれません。

ツキノワグマやイノシシ、ニホンザルなどにとっても好物なので、彼らの生息域に植える場合は注意が必要です。

木材としては、英語を片仮名読みしてウォールナットと呼ばれます。

木材として流通しているウォールナットは、アメリカ合衆国北部やカナダで育ったクルミ材であり、チークやマホガニーと共に世界三大銘木の一つに数えられます。

木質は重硬で衝撃に強く、強度と粘りを有し、狂いが少なく加工性や着色性も良いという特性を持ち、落ち着いた色合いと重厚な木目から、高級家具材や工芸材に用いられています。

実から採れる油は食用にされる他、乾性油であるため木工製品の仕上げ用や油絵具の成分としても使われます。

食べ方

殻が硬いため、基本的にはくるみ割り器を使用して殻を割り、中身を取り出して食べます。

食材としての旬の時期は、10~12月とされています。

α-リノレン酸(ALA)と呼ばれるオメガ3脂肪酸の一種を多く含んでおり、血圧を下げ、動脈をきれいにする効果が高いとされています。

ほのかな甘みと、独特の風味を持ち、クルミ和えや、炒め物、おやきの餡、など、様々な料理に使われる他、菓子の材料としても重宝され、ケーキ、クッキー、ゆべし、パン、スコーンなどに加工されます。

育て方

樹高が5m以上に成長する高木です。植える場所に注意してください。

耐寒性も耐暑性も強い丈夫な木です。

1本の木に雄花、雌花が咲きますが、開花のタイミングが違うので、雄花が先に咲く品種と雌花が先に咲く品種を一緒に植えることで、受粉の確率を増やすことができます。

アレロパシーといって、化学物質を発して、他の植物の成長を妨げる習性があります。また、これには昆虫を寄せつけない効果もあるようです。

悪影響を受けやすい果樹や作物は、事前に調べて、そばに植えないように注意してください。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たりが良好な場所を選びます。

用土

土はあまり選びませんが、水はけ、水もちの良い土を好みます。
植え付ける場所に、腐葉土と堆肥をたっぷりと混ぜ込んで、1週間ほど寝かせ、なじませておきます。

鉢植えの場合は、赤玉土小粒7~8:腐葉土3~2の配合土を用います。

水やり

土質にもよりますが、苗木や植えつけ直後の木を除けば、よほど乾燥しないかぎり水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、表土が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。

施肥

地植えは2月と10月に、鉢植えは2月、7月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

 

花言葉

「知性」など。

角字とは?

江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。

正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。

そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。

What is Kakuji?

There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.

The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.

Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.

スポンサーリンク