紫羅欄花 アラセイトウ 角字で花と植物の名前、漢字表記
紫羅欄花
アラセイトウ
英語:Garden stock ガーデン ストック
Unicode: [紫_0x7D2B][羅_0x7F85][欄_0x6B04][花_0x82B1]
アブラナ科アラセイトウ属(マッティオラ属とも)の多年草で、ストックと呼ばれる方が多いです。
和名では、「あらせいとう(紫羅欄花)」と呼ばれますが、葉がラセイタ(ポルトガル語の羅紗:ラシャ)に似ているところから「葉ラセイタ」と呼ばれ、それが転訛したものといわれています。
ヨーロッパ地中海沿岸が原産で、古くギリシャ時代から栽培され、当時は薬草として利用されていたそうです。野生のものは一重咲きでしたが、現在では品種改良された八重咲きが主流で、花色は、ピンクや緋紅色、紫色、白など多彩です。
原産地では多年草ですが、暑さに弱く、夏前に枯れてしまうため、日本では秋蒔き一年草として扱われます。
日本では主に切花として栽培されているものと、花壇に植えるものとに分かれています。
草丈・樹高は20~80cm程度。開花時期は3月~5月頃で、直線的な花茎に、穂状にたくさんの花が咲くので豪華な雰囲気を醸し出していて、早春~春の代表的な花としても流通しています。
開花期が長く、香りも同じように長く続きます。西洋では古くから香りの強い植物が好まれてきましたが、ストックも同様に優しい芳香を持っており、人気の花となっています。
育て方は、花を咲かせる為に日光を必要とするので、日当たりと風通しが良い場所で育てます。
根をいじられることを嫌います。植え替えの必要がないように、場所を決めましょう。
弱アルカリ性の水はけの良い土を好むので、苗を植えつける1週間前までに、苦土石灰を混ぜ、酸度を矯正しておきます。植え付けの際に元肥を入れましょう。鉢植えの場合は、市販の園芸用培土で問題ありません。
水やりは、表土が乾いたらたっぷりと与えます。花が咲いている時期はまだ気温が低いので、夜間に土中の水が凍らないように午前中に水やりを行います。
施肥は、植え付け時に元肥を混ぜてあれば、追肥の必要はありません。
花言葉は「愛の絆」「豊かな愛」。 赤は「私を信じて 」、ピンクは「ふくよかな愛情 」、白は「思いやり ひそかな愛」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.