紅葉葵 モミジアオイ 角字で花と植物の名前、漢字表記
紅葉葵
モミジアオイ
英語:Scarlet rose mallow スカーレットローズマロー
Unicode: [紅_0x7D05][葉_0x8449][葵_0x8475]
アオイ科の宿根草で、別名「紅蜀葵(こうしょっき)」。北アメリカ東南部の湿地が原産地です。
アメリカのアラバマ州、ジョージア州、フロリダ州などに分布し、沿岸平野部の、湿地や沼地などに、自生しています。
日本へは幕末に渡来し、古くから親しまれて、観賞用に栽培されてきました。
背丈は1.5~2mくらいの大型植物。茎はほぼ直立し、触ると白い粉が付き、木の様に硬いです。
葉がモミジのような形であることから。和名をモミジアオイと呼びます。
ハイビスカスと同属の植物で、ハイビスカスのような花を7月~9月に咲かせます。
沼地に多く生えることから、沼ハイビスカスとも呼ばれています。
花は、5枚の花びらを持ち、大きさは径15cm~20cmで色は鮮やかな緋色、表面に光沢があります。
花びらの幅はやや細くて、花弁は重なりません。花色は赤のほか、白、ピンクなどです。
一日花ですが、花期の間は次々に蕾が付き、開花します。
多数の雄しべが癒合して筒状になっており、その先端部分に雌しべがあります。雌しべの柱頭は5裂しています。
育て方は、日当たりの良い場所が最適です。真夏の強い西日にも負けず、一日中、日が当たる場所でも元気に育ちます。
庭植えの場合は、用土に腐葉土や堆肥を混ぜ込んで植えます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培土を使うか、赤玉土7・腐葉土3の配合土に緩効性化成肥料を混ぜ込んで植えます。
やや湿り気のある土壌を好みます。庭植えの場合は、長く乾燥が続くようなら水やりをします。
鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
冬越し中の株は、やや乾燥気味に管理します。
庭植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
追肥は、5月~9月、月に1回程度、緩効性化成肥料を置肥します。
鉢植えの場合も同様に、緩効性化成肥料の置肥をするか、液体肥料を週に1回程度与えます。
花言葉は「温和」「穏やかさ」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.