白詰草 シロツメクサ 角字で花と植物の名前、漢字表記
白詰草
シロツメクサ
英語:White clover ホワイト クローバー
Unicode: [白_0x767D][詰_0x8A70][草_0x8349]
マメ科シャジクソウ属の常緑多年草です。別名クローバー。帰化植物で原産地はヨーロッパです。
葉は3葉からなる複葉ですが、4葉やそれ以上のものもあり、4葉のものは「四つ葉のクローバー」として幸運のお守りにされます。
花期は春から秋で、葉の柄よりやや長い花茎の先に咲きます。花色もさまざまで紫、淡紅、白、黄などです。
アイルランドの国花です。シャムロックと呼ばれます。
シャムロックはシロツメクサ、ウマゴヤシ、カタバミなど葉が3枚に分かれている草の総称です。
スコットランドの守護聖人「聖パトリック」がキリスト教の教義である三位一体の教えを説くのに、シャムロックを用いたのが由来となり、国花とされました。
カタバミと似ていますが、種族は全く異なります。
漢字表記は「白詰草」で、1846年 (弘化3年)にオランダから献上されたガラス製品の包装に、緩衝材としてクローバーが詰められていたことに由来するとのことです。
日本においては明治時代以降、家畜の飼料用として導入されましたが、その後野生化しました。
根っこに共生している根粒菌の作用により土中に窒素を固定することから、生育地は土が肥えるため、緑化資材にも用いられます。牧草や蜜源植物としても利用できます。
密集して生えるので、グラウンドカバーとして、雑草防止、土壌浸食防止等に利用されることもあります。
かわいらしい外見から、園芸品種も多く作られ、観賞用としても栽培されています。
日当たりが良く乾燥気味を好みます。荒地でも育つほど丈夫ですが、湿地は苦手です。
地植えでは根粒菌によって窒素固定できるので、肥料を与える必要はありません。
鉢植えでは、生育期に液肥を薄めて施しましょう。
水やりは乾燥する季節には、たっぷりと行います。水はけの悪さを嫌うのでやりすぎに注意してください。
花言葉は「私を思って」「約束」です。四つ葉のクローバーは「幸運」「私のものになって」です。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.