猿 サル 角字で哺乳類の名前、漢字表記
猿
サル
英語:Monkey モンキー
Unicode:[猿_0x733F]
通俗的な意味ではヒト(古人類を含む)を除いたサル目(霊長目)のこと。生物学的に見ればヒトもサル目に含まれ、「サル」の一種。
英語のmonkey(モンキー)や、いくつかの言語での相当する語は、学術的な定義上はオナガザル科と、広鼻猿の総称で、原猿と類人猿を含みません。
日本においては、単に猿といえば、日本固有種のニホンザルを指す場合が多いです。
ニホンザルは、オナガザル科マカク属に分類されるサルの一種。
日本の本州、四国、九州および周辺の島嶼、屋久島、種子島に生息しており、茨城県では絶滅したとされています。
ヒトを除いた霊長目の現生種では、最も北(下北半島)まで分布しています。
体長オス53~60cm、メス47~55cm。体重オス6~18kg、メス6~14kg。東北地方や中部地方山岳部の個体は、西日本の個体よりも大型。
体毛は寒冷地では長く密に被われ、温暖地では短く薄く被われる傾向があります。背面の毛衣は赤褐色や褐色、腹面の毛衣は灰色。顔や尻は裸で、赤いです。
常緑広葉樹林や落葉広葉樹林に生息し、地表でも樹上でも活動します。昼行性ですが、積雪地帯では吹雪の時は日中でも活動しないようです。
主に果実を食べます。その他、植物の葉、花、種子、キノコ、卵、昆虫なども食べます。
本種は農業害獣とされ、農業被害額は、シカとイノシシに次ぐ第三位ですが、被害面積当たりの被害額では第一位です。
群れで行動する上、木登りが得意で、土に植えられている野菜のみならず、樹上の果実も大規模な食害を受けます。
ニホンザルは文化的行動を行うことでも有名です。
幸島の個体群では、もらった餌のサツマイモを海水で洗って、塩味をつけて食べる「イモ洗い行動」が報告されています。群れの中でまねをする個体が現れ、群れ全体で行うようになりました。
長野県地獄谷野猿公苑では、雪の中温泉につかってリラックスする群れが現れ、観光資源となっています。サルは熱帯を中心に分布しており、世界的に見れば、このような光景は稀有となります。
インド、タイ、中国、日本といった猿が存在する多くのアジアの国では、比較的に猿自体は親しまれ、神仏の使いとして敬われることもあり、一方で猿のいないヨーロッパ諸国や韓国では見下す傾向にあります。
日本では小馬鹿にする時に「猿知恵」「猿真似」など猿を用いた揶揄する言葉を使いますが、猿自体を嫌悪してはいませんが、韓国の場合は、かなり忌み嫌っているようです。
角字とは?
江戸時代に誕生した角字は、正方形のグリッド内にほぼ水平・垂直のラインのみで文字(漢字)が表現されるグラフィックアートです。
正方形という限られた空間の中に、あらゆる文字を閉じ込めようとするグラフィックデザインは、前述した、ミニマムな物に対する日本人特有のこだわりが随所に感じられます。
そのシンプルで有りながら、奥深い「角字」は多くの日本人を魅了し、お祭りで着る半被や印半纏(しるしばんてん)と言われる着物や、商標、印鑑、家紋、看板デザインなどに今日まで数多く使用されてきました。
What is Kakuji?
There is a style of penmanship called “Kakuji” in Japan. Edo-born Kakuji is a graphicart that expresses letters (kanji) with almost horizontal and vertical lines only.
The design which bases on many straight lines seems simple, or too plain even at its first glance; yet this beautiful artistic penmanship that encompasses the aesthetic of the Japanese in the Edo era, also known as “Iki”, and playfulness has long been inherited to this day, thanks to the masteries’ long years of efforts in training and refinement.
Kakuji with its simplicity and depth is used for designs such as trademark, hanko stamp, family crest and signboard.